...友の滯(とゞま)れる家なり...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...あるいは専門家なりへ送ってやるだけの労を惜しまないようにお願いしたい...
寺田寅彦 「凍雨と雨氷」
...彼は責任を知るの政治家なりき...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...若し哲學者なり、道徳論者なり、宗教家なりが、其哲學的なり、道徳的なり、宗教的なりの良心に據らずして、自分の生きた經驗を離れて、生命を失つた形式とか常習とかに據つて自然主義と戰ふならば、其間は自然主義や懷疑主義は尚ほ充分に存在の理由を有するのである...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...山縣侯に深厚なる同情を表する政論家なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...實質ある成功を期圖するの政治家なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...亦藩閥にも殉ぜざるの政治家なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...山県公爵は稍々是れに類する政治家なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...極めて沈着なる政治家なりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...左翼思想家は左翼思想家なりに...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...道家なり儒家なり兵家なり名家なりといふものは...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...浮世絵商諏訪の世話する女の近頃開業せし家なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...即これ有名なる秦淮の酒家なり...
原勝郎 「貢院の春」
...片岡流射術の祖家なり)に小休す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...昔は栄えたる家なり...
柳田国男 「遠野物語」
...――勝家なりと名乗って...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝家なりと信ずる彼の首とを...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝家なりと名乗って死んだか...
吉川英治 「新書太閤記」
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