...人類に害を及ぼすものなのだ」博士は感慨深(かんがいぶか)そうに口ずさんだのである...
海野十三 「超人間X号」
...すべての方面に害を及ぼす...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...鉱毒が総ての農作物に害を及ぼすこと...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...嗚呼是れ一県の失政は一県の厄に止まらずして更に一府四県ニ其害を及ぼすものに非ずや...
田中正造 「非常歎願書」
...しかもなんらの副作用や後害を及ぼす危険がないようである...
寺田寅彦 「映画と生理」
...それほどに強くない光でも永い間には案外の害を及ぼすから...
寺田寅彦 「話の種」
...そうして大正十二年の関東地震はあれだけの災害を及ぼすに至った...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...自分の名前を隠したとてだれに害を及ぼすものでもない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あえて他人に害を及ぼすほどの事でないから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何か自分の身に危害を及ぼすものなきかを思うらしく...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...危害を及ぼすとき動く方がいい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...それは最も苛酷な被害を及ぼすこととなろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その上にその分割の方法は時に大いに生産に妨害を及ぼすものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...もしかかる制限が本質的に我国の外国貿易の繁栄に害を及ぼすものであるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...他人に害を及ぼすことなく自分自身の仕事を行うことである」といったあのプラトンに反対しようとも思わないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...またわたしにも少なからぬ損害を及ぼすことになろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その本来の性質からどんな食品がわたしに害を及ぼすか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...其(その)様な消極的な教育が子女に害を及ぼす事の多大な事は最早(もはや)論ずる迄も無い事だと思ひます...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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