...大阪より伊勢へこえむと木津川のほとりを過ぎてやま桑の木津のはや瀬ののぼり舟つな手かけ曳く帆はあげたれど伊勢路にいりてよめる日をへつつ伊勢の宮路に粟の穗の垂れたる見れば秋にしあるらし九日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...伊勢に入る宮路ゆく伊勢の白子は竹簾古りにしやどの秋蕎麥の花一身田村途上鵲豆(ふぢまめ)を曳く人遠く村雀稻の穗ふみて芋の葉に飛ぶ四日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...去年の大奥の江島(えじま)や宮路(みやじ)などという奥女中たちが...
吉川英治 「江戸三国志」
...――宮路山で山茶屋を見かけ...
吉川英治 「私本太平記」
...宮路山(みやじやま)の城主...
吉川英治 「新書太閤記」
...宮路(みやじ)の一城があり...
吉川英治 「新書太閤記」
...宮路と冠(かむり)の二城...
吉川英治 「新書太閤記」
...たれか宮路の城を一気に攻め落す自信のあるものはないか」ことばの下に...
吉川英治 「新書太閤記」
...宮路の砦(とりで)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...たった一日半夜で宮路山の城を陥し...
吉川英治 「新書太閤記」
...日幡(ひはた)よりも宮路山より要害な城と聞く...
吉川英治 「新書太閤記」
...宮路、冠山の二城を失って、七城連環の敵の外輪は、その防禦陣に歯の抜けたような揺(ゆる)ぎを呈し出した...
吉川英治 「新書太閤記」
...宮路の城も冠山の城も...
吉川英治 「新書太閤記」
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