...鳥も外出が必要ではないか?作詩術――同上――二人の宮人は彼の前に...
芥川龍之介 「パステルの龍」
...ももしきの大宮人(おほみやひと)は...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...宮人の足に附けた小鈴が落ちてしまつたと騷いでおります...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...余は白鳥が翼を擴げて蒼空を遠く翅るのを悠長な宮人が蹶きながら追ひ歩いたといふ故事を心に浮べながらあたりを見る...
長塚節 「松蟲草」
...宮人を今は「みやびと」と読むけれども昔は「みやひと」である...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...宮人に行きて語らん山ざくら風よりさきに来ても見るべく」歌の発声も態度もみごとな源氏であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まるで王朝時代の宮人でも書いたかのやうに...
吉川英治 「折々の記」
...ほんとに大宮人らしい大宮人を見たのは...
吉川英治 「折々の記」
...宮人たちは帝を捨てて逃げもならず...
吉川英治 「三国志」
...大勢の宮人や味方の兵をつれてこれへ帰って来た...
吉川英治 「三国志」
...扈従(こじゅう)の宮人たちは...
吉川英治 「三国志」
...足弱な公卿宮人(くげみやびと)を連れての兵馬としては早かった...
吉川英治 「私本太平記」
...諸司(しょし)の宮人までが...
吉川英治 「私本太平記」
...いにしえの大宮人(おおみやびと)の心ではありません...
吉川英治 「私本太平記」
...都へ入ると武将はみな一様に大宮人の生活や粧(よそお)いをまねしたがり...
吉川英治 「私本太平記」
...京の大宮人(おおみやびと)が歌よむ春のあけぼのは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そして」「人というものは意外なところへ理窟をつけるもので、僧正のこの歌が、やがて、大宮人や、僧門の人々に、喧(やか)ましい問題をまき起す種(たね)になろうとは、われらも、その時は、少しも思いませんでした」「ほほう」僧正自身が、初耳であったように、奇異な顔をして、「なぜじゃろう?」と、つぶやいた...
吉川英治 「親鸞」
...大宮人の貧しい裏面も...
吉川英治 「平の将門」
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