...蛾眉(がび)の宮人の衣裙(いくん)を洗ふを見る...
芥川龍之介 「骨董羹」
...(歌謠番號八三)この歌は宮人曲(みやひとぶり)二三なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...神の宮人...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...宮人の足に附けた小鈴が落ちてしまつたと騷いでおります...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...宮人(みやびと)のはかまのすそのひもについた小さな鈴(すず)、たとえばその鈴が落ちたほどの小さなことに、宮人も村の人も、そんなに騒ぐにはおよびますまい」こういう意味の歌を歌いながら穴穂王(あなほのみこ)のご前(ぜん)に出て来て、「もしあなたさま、軽皇子(かるのおうじ)さまならわざわざお攻めになりますには及びません...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...しかし頽廃的空気の裡(うち)に力のない生活を営んでいた平安朝の大宮人の趣味は濃艶ではあるが活気もなく底力もなく...
津田左右吉 「偶言」
...大宮人に扮して靜に舞ふ場面があつた『あの服裝はどういふ階級の人か』と問ふので『あれは陛下のお側近く奉仕する廷臣である』と答へたところ『先刻貴姉は平民は一本の刀...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...宮人を今は「みやびと」と読むけれども昔は「みやひと」である...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...唐の詩で陵園を守る後宮人を歌ったものである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...集った宮人(みやびと)たちには...
横光利一 「日輪」
...不弥の宮人たちは各々手に数枚の柏(かしわ)の葉を持って白洲の中へ集って来た...
横光利一 「日輪」
...ほんとに大宮人らしい大宮人を見たのは...
吉川英治 「折々の記」
...宮人たちは帝を捨てて逃げもならず...
吉川英治 「三国志」
...宮人や武将たちも...
吉川英治 「三国志」
...遅れた宮人たちも...
吉川英治 「三国志」
...御車をかこむ武臣も宮人たちも...
吉川英治 「三国志」
...足弱な公卿宮人(くげみやびと)を連れての兵馬としては早かった...
吉川英治 「私本太平記」
...都へ入ると武将はみな一様に大宮人の生活や粧(よそお)いをまねしたがり...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??