...その薄紅梅の花を見ると平安朝の大宮人を連想する...
高浜虚子 「丸の内」
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武田祐吉 「古事記」
...ただまえに挙げた『増(ます)かがみ』のものがたりをあたまにおいてかまくらの初期ごろにここで当年の大宮人(おおみやびと)たちが四季おりおりの遊宴をもよおしたあとかとおもうと一木一石にもそぞろにこころがうごかされる...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...だがほんとうの優美というものはたしなみの深い都会人でなければ理解できないものであるから平凡のうちにおもむきのある此処(ここ)の風致もむかしの大宮人の雅懐(がかい)がなければ詰まらないというのが当然であるかも知れない...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...宮人を今は「みやびと」と読むけれども昔は「みやひと」である...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
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正岡子規 「墨汁一滴」
...宮人曰く恐らくこれ銭竜ならん...
南方熊楠 「十二支考」
...「天(あめ)にます豊岡(とよをか)姫の宮人もわが志すしめを忘るな『みづがきの』(久しき世より思ひ初(そ)めてき)」と言ったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ほんとに大宮人らしい大宮人を見たのは...
吉川英治 「折々の記」
...大宮人すらバタバタ斃れて行く...
吉川英治 「折々の記」
...どうしよう」「おお! もうそこへ」宮人たちは...
吉川英治 「三国志」
...宮人たちは帝を捨てて逃げもならず...
吉川英治 「三国志」
...遅れた宮人たちも...
吉川英治 「三国志」
...大宮人のしなやかな辛抱づよさを笑みにもって...
吉川英治 「私本太平記」
...とっさに近侍の公卿から宮人(みやびと)のすべてがまわりをお囲みしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...諸司(しょし)の宮人までが...
吉川英治 「私本太平記」
...いにしえの大宮人(おおみやびと)の心ではありません...
吉川英治 「私本太平記」
...大宮人の貧しい裏面も...
吉川英治 「平の将門」
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