...「実見する」: 実物を目で確かめる...
...「実見できる」: 目で確かめられる...
...「実見証言する」: 目撃したことを証言する...
...「実見に基づく」: 目撃したことに基づく...
...「実見によると」: 目撃したことによると...
...現に私の実見した中にも...
芥川龍之介 「長江游記」
...事実見て来た話だが...
石川欣一 「山を思う」
...山脇東洋と共に若狭の酒井侯の侍医であった小杉玄適(こすぎげんてき)という人もそれを実見して...
石原純 「杉田玄白」
...一家の主婦すら相当に軍事的知識を持っていることは私の実見せるところである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...ロボが牝牛をとり殺したという実見談をはじめた...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...会のあとでプリモースへ行ってそこで始めて電話というものを実見した...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...一実見者の言うところによると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二人の実見を合わせて...
中里介山 「大菩薩峠」
...右はただ僕の実見にふれた一例に過ぎぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...実見したところを参考にまでと申出て来た...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...何かの雑誌で読んだ実見者の記事のことなどが思ひ出されて...
牧野信一 「日本橋」
...山村の景色等自己の実見せし者(かつ古人の画題に入らざりし者)を捉(とら)へ来りて...
正岡子規 「俳人蕪村」
...しかし私自身の実見したところからすると...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これも実見だが、あるとき上野の動物園で若い画家が虎を写生している所へ来合わせた立派なシナ人、「アナタその虎、飼った虎、容貌も温和、肉もやせており、野生の虎は十分餌を取り、もっと肥えていて顔も獰猛です、絵に書くソレ知る、必要です」...
山本笑月 「明治世相百話」
...右の御褒美の中に「平日の心掛宜敷(よろしく)」「暮し向万事質素」「門弟引立方深切」云々という事実は筆者等が翁の晩年に於ても親しく実見したところで...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...とくと実見していたので...
吉川英治 「三国志」
...実見できなかったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...道元の実見であるかあるいは伝聞であるか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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