...「実見する」: 実物を目で確かめる...
...「実見できる」: 目で確かめられる...
...「実見証言する」: 目撃したことを証言する...
...「実見に基づく」: 目撃したことに基づく...
...「実見によると」: 目撃したことによると...
...実見者の談によれば...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...後に玄白が同様にそれの実見を行ったことは...
石原純 「杉田玄白」
...内地に来たりてこれを実見するときは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...郡長はたびたび不知火を実見したことがある...
井上円了 「おばけの正体」
...今塩谷氏の例を実見して...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...「鴫突き」を実見したのは前後にただこの一度だけであった...
寺田寅彦 「鴫突き」
...その時生まれて始めてヴァイオリンという楽器を実見し...
寺田寅彦 「田丸先生の追憶」
...夫々之に相当する科学論――方法論――を事実見出すことが出来る...
戸坂潤 「科学方法論」
...二人の実見を合わせて...
中里介山 「大菩薩峠」
...私にはそんな実見譚がないんですもの」「黒ん坊の主人公が必要なら...
夏目漱石 「三四郎」
...挿絵(さしえ)は天保(てんぽう)十四年に生れた故父渓石深造(けいせきしんぞう)が六歳のころから明治四年までの見聞を「実見画録」として百五十図書残しおいてくれましたなかから...
長谷川時雨、三上於菟吉 「旧聞日本橋」
...植物採集のため同国幡多(はた)郡佐賀村大字拳(こぶし)ノ川(かわ)の山路を通過した際その辺で実見したが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...これらは私の実見したものである...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...まるで実見(じっけん)がないが...
水野葉舟 「テレパシー」
...○十時頃にならねば眼が醒めぬという朝寝坊の友人が実見(じっけん)した事柄である...
水野葉舟 「取り交ぜて」
...こうした刻苦精励が翁の終生を通じて変らなかった事は側近者が皆実見したところであった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...実見はせぬが、事実であろうと思われる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...先に尾崎士郎氏が旅行中に実見して来たことをぼくに知らせてくれた後から...
吉川英治 「随筆 新平家」
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