...「実見する」: 実物を目で確かめる...
...「実見できる」: 目で確かめられる...
...「実見証言する」: 目撃したことを証言する...
...「実見に基づく」: 目撃したことに基づく...
...「実見によると」: 目撃したことによると...
...以上は彼女が実見したのではないだらう...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...文学界)九 カルネラ対ベーア拳闘(けんとう)というものはまだ一度も実見したことがない...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...そのいわゆる実見談が...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...火あぶりの実見談などを...
寺田寅彦 「蓑田先生」
...夫々之に相当する科学論――方法論――を事実見出すことが出来る...
戸坂潤 「科学方法論」
...牛や馬までが竦(すく)んでしまったこともこの道中で実見しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日でも実見した人があるかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...お松さんの実見したところによると...
中里介山 「大菩薩峠」
...その心中者を実見したんだね」「へへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...これらは私が実見し...
中村清太郎 「残雪の幻像」
...右はただ僕の実見にふれた一例に過ぎぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...稀には実見さるるところの滑稽であることを感じると同時に険しい敗戦後の今日に於ても...
正岡容 「東京万花鏡」
...その他の繁栄を極める工業都市で事実見られる如くに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...まるで実見(じっけん)がないが...
水野葉舟 「テレパシー」
...これも実見だが、あるとき上野の動物園で若い画家が虎を写生している所へ来合わせた立派なシナ人、「アナタその虎、飼った虎、容貌も温和、肉もやせており、野生の虎は十分餌を取り、もっと肥えていて顔も獰猛です、絵に書くソレ知る、必要です」...
山本笑月 「明治世相百話」
...こうした刻苦精励が翁の終生を通じて変らなかった事は側近者が皆実見したところであった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...実見記等の類に非(あら)ず...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...道元の実見であるかあるいは伝聞であるか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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