...「実見する」: 実物を目で確かめる...
...「実見できる」: 目で確かめられる...
...「実見証言する」: 目撃したことを証言する...
...「実見に基づく」: 目撃したことに基づく...
...「実見によると」: 目撃したことによると...
...実見者の談によれば...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...この騒ぎを実見した人の話によると...
芥川龍之介 「虱」
...一度その境を実見したんで無ければ...
石川啄木 「赤痢」
...著者も数年前に東京お茶の水の聖堂の森の側でこれを実見したことがある...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
...刀自が初縁の際の見合いに仲介人の師匠のお伴までしてその席を実見したほど...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...もう三十余年前にただ一度実見したきりなので記憶がはなはだたしかでないが...
寺田寅彦 「鴫突き」
...――ただ蜥蜴(とかげ)の卵というものを始めて実見したのがおそらくこの数日の仕事の一番の獲物であったろうと思っている...
寺田寅彦 「芝刈り」
...まざまざと実見はしているけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...みな前世界の実見の表現ではないかしらと...
中里介山 「大菩薩峠」
...鯨ほど子を可愛がる動物はあるまいとの実見談を...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人の実見を合わせて...
中里介山 「大菩薩峠」
...私にはそんな実見譚がないんですもの」「黒ん坊の主人公が必要なら...
夏目漱石 「三四郎」
...この機会に私は初めて実見したのであった...
松永延造 「ラ氏の笛」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...これは自分の友人が親しく実見(じっけん)した奇話である...
水野葉舟 「取り交ぜて」
...これも実見だが、あるとき上野の動物園で若い画家が虎を写生している所へ来合わせた立派なシナ人、「アナタその虎、飼った虎、容貌も温和、肉もやせており、野生の虎は十分餌を取り、もっと肥えていて顔も獰猛です、絵に書くソレ知る、必要です」...
山本笑月 「明治世相百話」
...その実見談は、遺憾ながらここに書く事が出来ぬ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...てまえの実見では...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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