...掌(たなごころ)の宝刀...
泉鏡花 「悪獣篇」
...道すがらはまたお使者(つかい)で、金剛石のこの襟飾(えりかざり)、宝玉のこの指環、(嬉しげに見ゆ)貴方(あなた)の御威徳はよく分りましたのでございます...
泉鏡花 「海神別荘」
...それと性質の違った別の絵具を溶かして消し去る重宝(ちょうほう)な薬液の用意もござりまする...
海野十三 「すり替え怪画」
...片桐のもっている国宝の仏像をぬすみだすので...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...最初のうちは全く重宝だった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...宝暦六年十一月四日歿といふ事になつてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...宝石のボタンをつけるなど...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...は財宝と美女を将(い)て山をおりたが...
田中貢太郎 「美女を盗む鬼神」
...或いは宝篋印(ほうきょういん)...
中里介山 「大菩薩峠」
...然るに女大学は古来女子社会の宝書と崇められ...
福沢諭吉 「女大学評論」
...「宝塚花物語」凡そ美しく凡そ面白くない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...『宝船』第二号にやはらかに風が引手(ひくて)の柳かな鬼史(きし)銭金(ぜにかね)を湯水につかふ桜かな月兎(げっと)の二句あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...われは大海所有一切の宝を献るべきも...
南方熊楠 「十二支考」
...宝素の子春沂(しゆんき)が躋寿館の素読の師を命ぜられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...やっぱりそのお城の宝庫(たからぐら)の中の宝箱の中にチャンと蔵(しま)ってありましたから...
夢野久作 「奇妙な遠眼鏡」
...宝さがしを始めちまったもんでさ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...あの手に持っている宝剣を用いさせるな」兵士らは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...宝蔵院を訪れた者で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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