...これらの音に宛てた万葉仮名の支那・朝鮮における字音からも...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...それぞれに宛てて彼女達の貯金を回して欲しいと頼む手紙を書いた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...意外にもそれは安南帝国の理事官長から宗皇帝に宛てた至急の暗号電報であった...
久生十蘭 「魔都」
...さっそく警察部長がノズドゥリョフに宛てて夜会の招待状を認ためると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...十一日付のトゥルン・ウント・タクジス公爵夫人に宛てたる書翰に...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...もちろん直接私に宛てたメモじゃなかったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...三田文学社へ宛てゝ投函しようか知ら? と...
牧野信一 「エハガキの激賞文」
...福岡へ宛てゝの暑さ寒さの消息にも...
正宗白鳥 「孫だち」
...プレツス怒りてその舅ヨバテースに宛てて隠語もてベを殺しくれるようの依頼状を認(したた)め...
南方熊楠 「十二支考」
...若年寄用番に宛てゝ出す積であつたのだらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これに反して強いて物々しく漢字を宛てると...
柳田國男 「地名の研究」
...「東京にて有人様」採菊翁へ宛てた珍郵便幕末以来魯文とともに中本作家と知られた山々亭有人の条野採菊翁...
山本笑月 「明治世相百話」
...知人へ宛てた手紙のうちにかう云ふ意味の語を洩してゐるのを見た...
吉川英治 「折々の記」
...御身より自分へ宛てて...
吉川英治 「三国志」
...寄手の総大将毛利輝元へ宛てて降伏状を書いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...北陸の前田利家へ宛てて...
吉川英治 「新書太閤記」
...沢庵へ宛てた書簡と共に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一々名宛てを書いて...
和辻哲郎 「夢」
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