...*大杉東宛・明治四十一年十一月十一日いつもながら御無沙汰ばかりしていてまことに相済みません...
大杉栄 「獄中消息」
...太閤より北政所へ宛てた二年五月二十二月の書信の一節に...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...宛名は片柳様となっていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰と言ッて宛(あて)もないけれども相応なのが有ッたら一人(しとり)授けたいもんだ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...二メートル宛は遠ざかつてゐた...
牧野信一 「凩日記」
...宛(まる)で皿(さら)や鍋(なべ)が粉々(なこ/″\)に打碎(うちくだ)かれるやうに...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...では又五月二十四日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 目白より(ゴッホの絵の絵はがき)〕五月二十四日...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十二月五日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕十二月五日 日 晴れて風がある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...八月二十二日〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕八月二十一日 第三十六信十六日のお手紙への返事...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...三月十五日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(代筆 田舎の風景の写真絵はがき)〕この写真は春の日射しよりも秋らしいあざやかさですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...五月二十九日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕五月二十九日...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...実際の事情とお分り下さるでしょう?六月二十二日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕風邪気で床にいるうち...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...七月二十六日 (消印)〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(ウラジロモミの写真絵はがき)〕『地図の話』よんでいたら尺度の標準をきめたのはフランスであり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...従ってノに野の字を宛てたことは...
柳田國男 「地名の研究」
...その後から二三匹宛(ずつ)...
夢野久作 「狂人は笑う」
...カルロ・ナイン嬢を真中に二人宛(ずつ)...
夢野久作 「暗黒公使」
...其れを片端(かたはし)から短時間宛(づゝ)訪ねようぢや無いか」と博士の言はれる儘(まゝ)に旅館(オテル)を出たのは九時であつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...内蔵助殿からこちらの瑤泉院様へ宛てた密封の物...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??