...二人が一斗笊一個宛(ひとつずつ)を持ち...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...それはA市にある家庭に宛てたもので...
大庭武年 「旅客機事件」
...何でもないその語(ことば)が皆の耳には宛(まる)で音楽のやうに聞えたので...
薄田泣菫 「茶話」
...(注・この遺書は昭和二十二年八月二十九日付となっている)鶴巻夫妻宛太宰と富栄連名の遺書永いあいだ...
太宰治・山崎富栄 「雨の玉川心中」
...その親友に宛(あ)てた手紙の形式になっている...
太宰治 「パンドラの匣」
...戸塚と二つの警察を二十九日間宛のタライ廻しを食い...
田中英光 「さようなら」
...二十四この寄せ書きに対しては間もなく幸子宛(さちこあて)に返事が来...
谷崎潤一郎 「細雪」
...避姙は宛(さなが)ら選挙権の放棄と同じようなもので...
永井荷風 「西瓜」
...宛然(さながら)田舎源氏の殿様の着ているようなボカシの裾模様のある藤紫の夏羽織を重ね...
永井荷風 「申訳」
...その二つの音に宛てた万葉仮名の漢字音を支那の唐末または五代の頃に出来た音韻表である『韻鏡(いんきょう)』によって調査すると...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...良人に宛てて手紙を書くと...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...四月二十六日〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕四月二十六日 第二十一信オハガキアリガトウ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...漢字に宛てようとした和語はまだ多かった...
柳田國男 「地名の研究」
...あの婆さんは毎月一度宛(ずつ)...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...玄徳から曹操へ宛てた返書を...
吉川英治 「三国志」
...宛城(えんじょう)に張繍(ちょうしゅう)と戦うて敗走し...
吉川英治 「三国志」
...岡崎の兄貞能(さだよし)へ宛ててつぶさに書面を認(したた)めておく...
吉川英治 「新書太閤記」
...蓮華谷(れんげだに)の法明院が宛(あ)てがわれていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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