...七月十四日に彼が足尾所長に宛てた手紙の一節に...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...常藏の返事はお霜婆さん宛のと春三郎宛のとが同時に來た...
高濱虚子 「續俳諧師」
...箱館においてプーチヤチンから江戸老中宛に出した書翰といふのが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...三沢が余事のごとく名宛(なあて)のあとへ付け足した...
夏目漱石 「行人」
...一本は仏蘭西に居る姉婿(あねむこ)宛で...
夏目漱石 「それから」
...おのおの二類に分れている十三の仮名を五十音図に宛ててみますと...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...一日宛の強行軍で辛かるべし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...宛も病人のやうな有樣で何となく體が勞れて居るといふ状態であつた...
松本文三郎 「印度の聖人」
...黄色いドテラの片肩をぬいで書いているので榊原さん曰ク「そんなにおあつうございますか」一月十二日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 豊島区目白三ノ三五七〇より(封書)〕一月九日夜 第五信今...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...六月二日午後〔豊島区西巣鴨一ノ三二七七巣鴨拘置所の宮本顕治宛 豊島区目白三ノ三五七〇より(封書 速達)〕六月二日 第三十六信きょうはむしあついこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...七月十三日(消印)〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕七月十二日只今は午後の一時四十五分...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...八月十九日〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕八月十九日夜 第五十六信いそいそと二階へあがって来てね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十一月三日〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(代筆 封書)〕十一月三日三十一日附のお手紙今日(三日)頂きました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私宛の書信にもらされた...
芝不器男 「不器男句集」
...宛城(えんじょう)へ勅使を馳せつかわして...
吉川英治 「三国志」
...恵瓊が都から中国へ報じた吉川元春宛(あて)の書状のうちには...
吉川英治 「新書太閤記」
...――蔡(さい)大臣宛ての献上目録にさしそえて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ここは宛子(えんし)城中の一閣...
吉川英治 「新・水滸伝」
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