...女は定評のある色魔に対しては...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...ヴィルプール地方の婦人は色白く世界にも定評のある典型的な美人が多いと言うのであったが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...さすがにこうした事件に関して定評のある権威(オーソリティー)の説だけに...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...いずれも皆等しく定評のある曲調...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...遊び手として定評のある人たちであった...
中村地平 「南方郵信」
...吾々腕白仲間の間にも定評のあることである...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...四十五歳の定評のある男と...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...テクストにはオマルの原作として定評のあるものだけを厳選し...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...不信心と不徳によって知られた定評のある人物で...
久生十蘭 「無月物語」
...――少くとも彼の最大傑作であると定評のある...
堀辰雄 「小説のことなど」
...練達堪能の士として定評のある人だが...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...すでに定評のあるものを読むようにしなければならぬ...
三木清 「如何に読書すべきか」
...「私はもともと臆病者と定評のある人間なんだ...
山本周五郎 「ひとごろし」
...しかも純粋小説であるという定評のある原因は...
「純粋小説論」
...おまえが適任じゃと考えて依頼するんじゃ」「よろしゅうございます」「女傑(じょけつ)と定評のある千歳の女将が...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...その人物はかねて世上に定評のあるものだし...
吉川英治 「三国志」
...二天性火の如しという定評のある張(ちょうこう)だった...
吉川英治 「三国志」
...信玄の頭脳の最もすぐれたものという定評のある通貨制度...
吉川英治 「新書太閤記」
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