...定見を共有することが大切だ...
...彼女は自分の定見に固執する人だ...
...社員の間で定見が一致したため、新しい方針が決定した...
...定見が異なるので、意見がまとまらない...
...ディスカッションを通じて定見を深め合おう...
...定見なき者又単なる好奇心で動く者は...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...助六(すけろく)に作り雷門前地内にて往来に蓆(むしろ)を敷きほんの手すさびに「これは雷門の定見世花川戸(はなかわど)の助六飛んだりはねたり」と団十郎の声色(こわいろ)を真似て売りをりし由にて...
淡島寒月 「江戸の玩具」
...人一人隠れる様な場所は一ヶ所もないじゃないか」警察署長は彼自身定見はないのだけれど...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...いつもあれでは余り無定見ぢやないかといふと...
薄田泣菫 「茶話」
...閣下は唯だ内閣の存立を目的として往々定見なき行動に出づること斯くの如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...識慮頗る暗昧にして確然たる定見なき人なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...明白に最初の計画を破壊したるものなればなり即ち定見ある政治家に在ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼女はクリストフの中にあるあらゆる種類の既成定見を不条理で幼稚だと思われるあらゆる観念を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...青年子弟の何らの定見もなくしていたずらに黄白万能主義(こうはくばんのうしゅぎ)を信奉するの弊(へい)とを戒(いまし)めた...
夏目漱石 「野分」
...古来の定見に帰結している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「其時わたくしは別にどうしようと云ふ定見もなかつたので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...どういう治療ならさせぬという定見がないから...
森鴎外 「寒山拾得」
...モンテーニュその人までも無定見でつかまえ所がない人であったと考えるのは浅はかである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々はこれを無知と不正と無定見との母である多数愚民の声に委ねている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...特に定見のない一般公衆に対して...
柳宗悦 「工藝の道」
...思想的には急進派と保守派と無定見派...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...はつきりした心構へと定見を持つことは...
吉川英治 「折々の記」
...けれど、帝が下問すると、「そんなことは、深くお迷いになるまでもないことかと思います」と、その定見を、するすると糸を吐くように述べた...
吉川英治 「三国志」
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