...何の――夫婦と云ふ定まりも区別もなき空気の中に果て知れぬ蒼(あを)き...
石川啄木 「詩」
...お定まりの道連(みちづれ)が...
泉鏡花 「婦系図」
...定まりなきがごとくにして定まりありて...
井上円了 「おばけの正体」
...お定まりのカケ焔焼(えんせう)で烟(けむり)を出すなんか古い...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...水仙に春待つ心定まりぬ一月二十六日 鎌倉俳句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...彼の句格が定まり彼の句品が出て来るのである...
種田山頭火 「道〔扉の言葉〕」
...かくて彼はこれと定まりのない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...社會の秩序も定まり...
西周 「尚白箚記」
...量らぬ人に縁の定まり...
樋口一葉 「十三夜」
...智愚はまずここに定まりたり...
福沢諭吉 「学者安心論」
...士農工商四民の位を一様にするの基(もとい)ここに定まりたりと言うべきなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...吃驚(びっくり)して見上げると、腰を屈(かが)めた供の男の前に、立ちはだかった一人の浪人――月代(さかやき)が伸びて、青白い四角な、長い顔、羊羮色(ようかんいろ)になった、黒い着付けに、茶黒く汚れた、白博多(しろはかた)の帯、剥(は)げちょろの大小を、落し差しにした、この府内には、到るところにうようよしている、お定まりの、扶持(ふち)離れのならず士(ざむらい)だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それからはお定まりの...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...制法として定まりおらずとも...
南方熊楠 「十二支考」
...かくて彼は到底死したることと定まりしも...
宮崎湖処子 「空屋」
...本部のこよひの宿はかの城と定まりたれば...
森鴎外 「文づかひ」
...やがて清朝の世も定まり...
吉川英治 「折々の記」
...まず定まりました」姜維(きょうい)...
吉川英治 「三国志」
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