...北陸既に定まり、兵甲既に足る...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...書棚の位置も定まりランプや炭取はそれ/″\の所に仕舞はれて...
有島武郎 「半日」
...若し自殺と定まりし時は――」との脈絡が...
小穴隆一 「二つの繪」
...ふけ行く夜に奧も表も人定まりて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...それで大学中学小学などという学校の制も定まり...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...斉彬公の御世継の話の定まりそうな折柄...
直木三十五 「南国太平記」
...色彩を以て絵画の趣旨となす仏蘭西印象派の理論は宇宙の物象は吾人(ごじん)日常の眼を以て見るが如く物象その物には何ら特殊の定まりたる色彩を有するものに非ず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...よく覚えてらあ」ここで米友の心持がようやく定まりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...これだけあればよいと数に定まりがありますが...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...明治時代は二丈八尺がお定まり...
長谷川時雨 「きもの」
...こういう宿屋ではお定まりのいろんな料理...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...又一方を顧みれば新条約実施の期限は本年七月と定まり...
福沢諭吉 「新女大学」
...すでに定まりましたぞ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...短歌三十一文字と定まりたるを三十二文字乃至三十六文字となし俳諧十七字と定まりたるを十八字乃至二十二三字にも作る事あり...
正岡子規 「字餘りの和歌俳句」
...我邦には二千年来の習慣ありてその習慣上定まりたる四季の限界を今日に至り忽(たちま)ち変更せられては気候の感厚き詩人文人に取りて迷惑少からず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...本部のこよいの宿はかの城と定まりたれば...
森鴎外 「文づかい」
...材料はお定まりの湯婆(ゆば)と豆腐と生麩(なまぶ)...
山本笑月 「明治世相百話」
...まず定まりました」姜維(きょうい)...
吉川英治 「三国志」
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