...お定まりの道連(みちづれ)が...
泉鏡花 「婦系図」
...日繼知らしめすに定まりて一...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...或は地の形の定まりしを...
高木敏雄 「比較神話学」
...お定まり、夫婦約束という惚(ほ)れ具合で、おかみさんになっても字が出来なければ困るでしょう、というので「いろは」から「一筆しめし参らせそろ」を私がお手本に書いて若太夫に習わせるといった具合...
高村光太郎 「ヒウザン会とパンの会」
...即ち多くの人に蹈(ふ)まれて自(おのづか)ら定まりたる道路の形を成せる所有りしならんとは推知せらるるなり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...然るに近代の多数の南画家の展覧会などに出した作品例えば御定まりの青緑山水のごときものを見ると...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...それが昔からのお定まりですよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...顧炎武に至つてその方法が定まり...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...お定まりの九寸五分...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女に定まりし芸すぐれて万(よろず)に賤(いや)しからず...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...さて、席も定まり、しかるべき飲料もおのおのの体内に適宜に浸潤したと思われるころ、タヌは立ち上がっていよいよ開会を宣言することになった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...こういう宿屋ではお定まりのいろんな料理...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...宝暦五年は蕪村四十一の年なれば蕪村の書方(しょほう)もいまだ定まりをらざりしにや...
正岡子規 「墨汁一滴」
...蠅の飛ぶ道筋が定まりおり...
南方熊楠 「十二支考」
...そしてその人民に対してお定まりの布告をした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やがてこのお定まりの手当を嘲笑(あざわら)うようになった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この提案は急に定まり館長に面談を求めた...
柳宗悦 「民藝四十年」
...信心をする神仏は土地によって定まり...
柳田國男 「日本の伝説」
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