...その外にはこの宇宙の渾沌の中に何物もなかった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...なるほど漆黒(しっこく)の大宇宙がうつっているが...
海野十三 「怪星ガン」
...宇宙艇の中に逃込んでしまいました...
海野十三 「火星兵団」
...われわれの宇宙旅行に必要な人なんだから...
海野十三 「三十年後の世界」
...司令室へ入る」「宇宙塵とは...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...一箇の架台(かだい)がレトルトをのせたまま宙に浮いた...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...サーッと宙を飛んだのです...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...腕だけが宙(ちゅう)をとんで逃げたとすると...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...キモノが宙に飛んで...
谷譲次 「踊る地平線」
...「外道め」猿葉虫は殺されつゝ(叫ぶだらう!)「人間の奴め」宇宙は生々流転する...
種田山頭火 「其中日記」
...……すると――おそらく僕が余りに凝然と眼を視張って眼ばたきもしないでいるために起る視覚の錯誤なのだが、その巨大な提燈は、活躍を続けている花々しいシルエットをはらんだまま、スーッと音もなく滑走し、宙に浮んで、小さく、明るい月に変った...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...宇宙の涯を最後の拠り場として...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...宇宙学的および心理学的世界観に関する論文で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...血走った目で宙を睨(にら)み...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...宇宙の内何の事か之に如(し)かむ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...東京市中の家や人が別々の意味で宙に迷いつつあった事を裏書している...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...実に宇宙全体と比較しても等差を認められない程の内容が含まれている事実が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...歴史観に伴ってくる当然な宇宙観が現代人のもつ思想へどういう影響をもつかなど――分解してゆくときりもないほど“歴史小説”という仕事には...
吉川英治 「随筆 新平家」
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