...貧乏な宗鑑と同じやうに金が欲しくて仕方がなかつたのだから...
薄田泣菫 「器用な言葉の洒落」
...連歌師の山崎宗鑑がある時さるお公家さまを訪ねたことがあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...宗鑑がどんな句だと訊くと...
薄田泣菫 「茶話」
...月日のしたに我は寝にけり 宗鑑こよみにて破れをつゞる古襖 同というようなものになっています...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...卯月来てねぶとになくや時鳥(ほととぎす)宗鑑というようなものになっています...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...(35)宗因は守武、宗鑑、貞徳などの創設し継承した俳諧連歌にさらに一変化を与えて新たに談林風の俳諧を創設しました...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...宗鑑、守武、貞徳、宗因等の人々は、優にやさしい和歌、連歌から別に一派の俳諧を分岐せしめるためには俗語を使用し、俗情を直叙して洒落滑稽を主としなければならなかったのでありますが、芭蕉はさらにそれを再転して、その滑稽、俳諧の奥に潜んでいる人生の寂し味に手をつけたのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...宗鑑以下の人々が築き上げたところのものが年月を経るに従っておのずから完成し成熟したのだともいえます...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...前に申しのべた宗鑑以下の人々の俳諧はこれを読むと...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...またたくさんの例を挙げるうちには多少例外として宗鑑以下の滑稽趣味をそのまま伝承しているものをも挙げることができるのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...その宗祇時代から芭蕉に至るまでの間には宗鑑(そうかん)...
高浜虚子 「俳句への道」
...(三)擬人法を用ゐし句手をついて歌申しあぐる蛙かな 宗鑑はづかしや蓮に見られて居る心 湖春湖春の句は擬人法を用ゐし処に巧妙を感じたれど...
正岡子規 「俳句の初歩」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...宗鑑、守武の興したる俳諧は連歌以外に一の詩形を造りしにあらず、ただ同じ詩形に、今まで用ゐざりし俗語漢語を用ゐ、今まで歌はざりし滑稽の趣味を述べしのみ...
正岡子規 「古池の句の弁」
...その擬人法を用ゐたる者は手をついて歌申し上ぐる蛙かな 宗鑑いやめなる子供産み置けほとゝぎす 同花の香を偸(ぬす)みて走る嵐かな 同青柳の眉かく岸の額かな 守武鶯の捨子なら啼けほとゝぎす 同名のりてやそも/\こよひ秋の月 同撫子(なでしこ)や夏野のはらの落し種 同の類(たぐい)なり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...言語の遊戯に属する者はなべて世に叩くは明日のくひ菜かな 宗鑑真丸(まんまる)に出づれど永き春日かな 同春寒き年にが/\しいつまで嵐ふきのたう 同花よりも鼻にありける匂ひかな 守武声はあれど見えぬや森のはゝきゞす 同の類なり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...これを宗鑑、守武らの自ら吟じ自ら聴き独り作り独り喜ぶに比すれば、形勢の変遷、時運の泰否(たいひ)、啻(ただ)に月鼈(げつべつ)霄壌(しょうじょう)のみならず...
正岡子規 「古池の句の弁」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
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