...連歌師の山崎宗鑑がある時さるお公家さまを訪ねたことがあつた...
薄田泣菫 「器用な言葉の洒落」
...宗鑑は鼻の上に皺をよせて笑つた...
薄田泣菫 「器用な言葉の洒落」
...公家は宗鑑に、自分は近頃えらい発明をした、それは歌のどんな上(かみ)の句にでもくつゝけることの出来る下(しも)の句だと、出来ることなら農商務省に願ひ出て専売特許でも取つておきたいやうなことをいひ出した...
薄田泣菫 「茶話」
...宗鑑がどんな句だと訊くと...
薄田泣菫 「茶話」
...月日のしたに我は寝にけり 宗鑑こよみにて破れをつゞる古襖 同というようなものになっています...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...卯月来てねぶとになくや時鳥(ほととぎす)宗鑑というようなものになっています...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...また宗鑑、守武時代にあっても二人の名前だけを明るくしておいてその前後はことごとく暗黒のページとして放置しておきたいと思います...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...宗鑑の死後しばらくして松永貞徳の名前がまた明るく暗黒のページの中に見出(みいだ)されます...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...宗鑑以下の人々が築き上げたところのものが年月を経るに従っておのずから完成し成熟したのだともいえます...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...前に申しのべた宗鑑以下の人々の俳諧はこれを読むと...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...宗鑑以下の仕事がそのままここに脈を引いてきているといっていいのでありますが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...(三)擬人法を用ゐし句手をついて歌申しあぐる蛙かな 宗鑑はづかしや蓮に見られて居る心 湖春湖春の句は擬人法を用ゐし処に巧妙を感じたれど...
正岡子規 「俳句の初歩」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...宗鑑、守武の興したる俳諧は連歌以外に一の詩形を造りしにあらず、ただ同じ詩形に、今まで用ゐざりし俗語漢語を用ゐ、今まで歌はざりし滑稽の趣味を述べしのみ...
正岡子規 「古池の句の弁」
...言語の遊戯に属する者はなべて世に叩くは明日のくひ菜かな 宗鑑真丸(まんまる)に出づれど永き春日かな 同春寒き年にが/\しいつまで嵐ふきのたう 同花よりも鼻にありける匂ひかな 守武声はあれど見えぬや森のはゝきゞす 同の類なり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...成語を用ゐたる者は花をしぞ思ふをり/\赤つゝじ 宗鑑花よりは団子と誰かいはつゝじ 同の類なり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...これを宗鑑、守武らの自ら吟じ自ら聴き独り作り独り喜ぶに比すれば、形勢の変遷、時運の泰否(たいひ)、啻(ただ)に月鼈(げつべつ)霄壌(しょうじょう)のみならず...
正岡子規 「古池の句の弁」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
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