...しかし彼の肖像画はどこも完全に描いてあるものの...
芥川竜之介 「歯車」
...「ここには何戸はいっているのか」「崕地(がけち)に残してある防風林のまばらになったのは盗伐ではないか」「鉄道と換え地をしたのはどの辺にあたるのか」「藤田の小屋はどれか」「ここにいる者たちは小作料を完全に納めているか」「ここから上る小作料がどれほどになるか」こう矢継ぎ早やに尋ねられるに対して...
有島武郎 「親子」
...新しいこと珍しいことによって完全に疲労し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...『一匹が先頭に立つ――それは其処にゐる完全に平等な虫の中の一匹だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...犯罪の秘密を完全にたもつには相棒を作らないで終始単独行動をとるべしというのが原則であるが...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...如何となれば今日何人と雖も完全に健康ではないからだ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...孰方(どちら)にしてももう完全に手後れになったに違いないから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私のこのはなはだ不完全に概括的な...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...他人のうちにそれを味わう時にしか完全には味わわれない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼がうとうととなるだけで完全には眠ってしまわない程度の睡眠剤をのませた...
中谷宇吉郎 「心霊現象と科学」
...また完全に複雑であれば...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...この控室は少なくとも今のところは完全に近よりがたい場所です...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...母親はもう完全に眠りこけていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...より完全に見い出すために以下の諸考察を検討しよう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...完全に満員で打ち通した...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「マタ・アリ! マタ・アリ! マタ・アリ!」の弥次(やじ)に完全に封じ込まれて...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...野呂は完全に復讐した得意の體だつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...完全に慕い合っている矢代と千鶴子の横からこうして自分の羨望している図を思い描き...
横光利一 「旅愁」
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