...「宋版の一切経(さいきやう)や山楽(さんらく)の屏風を見せたところで...
薄田泣菫 「茶話」
...包みの中には蒙文の元朝秘史や宋版の史記などが入つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...黄丕烈は宋版の本百餘種を得て...
内藤湖南 「藏書家の話」
...多くは宋版その他古版の本を飜刻して...
内藤湖南 「藏書家の話」
...それからまた本堂の一間に宋版の大蔵経がある...
中里介山 「武州喜多院」
...日本の大乗仏教は支那から来たせいで、蔵経も梵語(サンスクリット)(古代印度語)の原典の漢訳であるのはやむをえないが、宋版、元版、明版、竜蔵版とかれこれ読みあわせてみると、随所に章句の異同や遺漏があって疏通をさまたげるところへ、天海版、黄檗版、卍蔵版などの新訳が入ってきたので、いっそう混雑がひどくなった...
久生十蘭 「新西遊記」
...此南宋版であつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...尋(つ)いで手に入(い)ったのが『千金要方』の宋版である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...宋版の書も少しあると云ふ事であるが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...紙面の宋版の木活字が時にひらひら風にうごくのを...
吉川英治 「私本太平記」
...宋版の漢書へ眼を落して...
吉川英治 「私本太平記」
...宋版(そうはん)の国宝古書籍の真新しさなどは忘れがたい...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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