...家の周りは安閑恬静で、ストレスフリーな生活が送れる...
...彼女は安閑恬静な気持ちで瞑想をすることで、リラックスを得ている...
...静かな浜辺で、心地よい安閑恬静を感じた...
...実家の庭は、四季折々の花々が咲き誇り、安閑恬静な時間が流れている...
...この山荘は、豊かな緑と自然とともに、ひとときの安閑恬静が味わえる...
...恐らく安閑として生きながらへるのに堪へなかつたのでございませう...
芥川龍之介 「地獄變」
...精神が平常(もと)に復して来ると安閑(あんかん)としてはいられなかった...
田中貢太郎 「女の怪異」
...大名の子息と雖も今日の貴族の子弟の如く安閑と日を送っていたのではないから...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ここにも安閑(あんかん)としてはいられないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし夜明(よあけ)まで安閑と待つ勇気がなかった...
夏目漱石 「道草」
...これだって一室の中(うち)に閉居して安閑と躄(いざり)の修行をするのではない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...安閑と待っているようなことはしなかったでしょう」「そちらさまだけのことじゃない...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...そう安閑としてはいられなかっただろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...もうカワセミも安閑(あんかん)として...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...それを思うとわたしたちはとても安閑と暮してはいられなかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...トテモ安閑として内地には居(お)られん」「一体何の幽霊かいね」「缶詰の幽霊たい...
夢野久作 「近世快人伝」
...伊兵衛の助けに来るのを安閑と待ってなんかいると...
吉川英治 「江戸三国志」
...安閑とそれを待てというのか」逆鱗(げきりん)すさまじいものがある...
吉川英治 「三国志」
...安閑と魏の大軍を待っていれば...
吉川英治 「三国志」
...なかなか安閑(あんかん)とねている場合ではございませぬ」「おっしゃる通りじゃ」木隠もうなずいて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...命を天に待って安閑としてはいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただ安閑だけを偸(ぬす)もうとすれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この羅門も、かねてご依頼をうけていることゆえ、安閑と、よそごとに眺めてはおられません」「そうそう、いつか承った...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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