...安着の後決算するなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...「無事安着」の通知が來た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...アシビキ号は間もなく火星に安着すると...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...九時半広島安着、黙壺居を訪ねて、また甘やかされた...
種田山頭火 「旅日記」
...遠くに行つた父の許から安着の報知の來たことだつた...
田山花袋 「道綱の母」
...船が安着してみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日に至ってこの島へ安着したその予感も...
中里介山 「大菩薩峠」
...雇三一(やといさんぴん)の気楽な境界に安着しているようだったが...
久生十蘭 「奥の海」
...手をあげて――そのなかにはシャツ一枚の阿賀妻もいた――材料の安着を祝うのである...
本庄陸男 「石狩川」
...「ご安着のほど、まことによろこばしく存じあげます」「おお」邦夷は目を見はった...
本庄陸男 「石狩川」
...夢幻裡の故郷にはつひに安着することは出來なかつたのである...
正宗白鳥 「心の故郷」
...人民をして土地に安着せしめんとならば...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...安着の電報に添えてチチウエ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...三時すぎやっとうちへ安着...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それは近ごろの吉報ですが、して首尾のほどは」「まだ、ご安着か否か、本土での消息は分っておらぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...――して法然様には、都へご安着の後、いずれにお渡りあらせてか...
吉川英治 「親鸞」
...安着の祈りをとなえ...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...八月十五日鹿児島へ安着したのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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