...安着の後決算するなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...何れ故郷に安着の上にて letter を差し上げます...
石川啄木 「葉書」
...「無事安着」の通知が來た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...樺太安着を本妻の方へは電報で知らせながら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...安着をも書き加へたのであつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...わが隊は只今火星の中部地方に安着せり...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...九時半広島安着、黙壺居を訪ねて、また甘やかされた...
種田山頭火 「旅日記」
...まづまづ安着いたしましたこと...
辻村もと子 「早春箋」
...日本の将来はただ上帝これを知るのみと安着するにしかざるべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...初航海を無事にここまで安着せしめた成功の大半は...
中里介山 「大菩薩峠」
...安着の端書(はがき)...
夏目漱石 「それから」
...雇三一(やといさんぴん)の気楽な境界に安着しているようだったが...
久生十蘭 「奥の海」
...手をあげて――そのなかにはシャツ一枚の阿賀妻もいた――材料の安着を祝うのである...
本庄陸男 「石狩川」
...「ご安着のほど、まことによろこばしく存じあげます」「おお」邦夷は目を見はった...
本庄陸男 「石狩川」
...メグが安着の知らせる手紙をおとうさんへ書いているとき...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...人民をして土地に安着せしめんとならば...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...伯耆(ほうき)あたりに御安着とすれば...
吉川英治 「私本太平記」
...――して法然様には、都へご安着の後、いずれにお渡りあらせてか...
吉川英治 「親鸞」
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