...それだけ畢竟(つまり)安目にされる道理...
二葉亭四迷 「浮雲」
...安目を売らないことだ...
正岡容 「寄席」
...安目(やすめ)に踏んで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それらのうちでも、菊亭晴季(はるすえ)は、武門の棟梁(とうりょう)と取引するにしても、なかなか人を喰ったところがあり、徒(いたず)らに、安目は売らず、充分、朝廷のためにも、私腹のためにも、利を収めて、しかも威厳を損(そこ)なわないという線の太い特質があったというだけの人材だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分からそんな安目を売ってはいかん...
吉川英治 「宮本武蔵」
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