...濱島の諸島は何れも安永八年大破裂の際新造せられたるものなり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...安永の老中、田沼主殿頭(とのものかみ)には妙な好みがあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...安永六年小通詞となり...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...彼が幕府に「太陽窮理了解」説の譯述を命ぜられた(これは安永三年に「天地二球使用法」を譯述して呈出したのに基いてゐるといふ)のは五十八歳のときであつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...安永天明における物哀れにまで優しき風情は嘉永(かえい)文久(ぶんきゅう)における江戸の女には既に全く見ることを得ざるに至りぬ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...『役者(やくしゃ)国(くに)の華(はな)』(出板年次不詳)『絵本舞台扇(えほんぶたいおうぎ)』(明和七年板色摺三冊)その続編(安永七年板色摺二冊)並(ならび)に『役者(やくしゃ)夏(なつ)の富士(ふじ)』(安永九年板墨摺一冊)等なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...「エヘヘヘ」安永は何時もなら怺へてゐるところを最初から噴き出した...
原民喜 「牛を調弄ふ男」
...ジェームス・クックがはじめて七十一度十分の南極圏に接触した一七七三年(安永三)から一九〇九年まで...
久生十蘭 「南極記」
...安永の頃に龜次坊主といふ物貰があつた...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...正倫は安永六年より天明七年に至るまで初め寺社奉行見習...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...安永六年に大坂に徙り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これが安永前の記事である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...安永四年に名を梅卿と改めてからは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...養子霧渓(むけい)は行状に「安永丁酉冬(中略)年四十」と書した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...安永六年丁酉に錦橋は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...安永八年に歿した妙仙(みょうせん)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...安永四年の序文を掲げてあるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...珍品は明和・安永から寛政ごろのものに多い...
山本笑月 「明治世相百話」
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