...」と意気込んで激しく云うと、今度は夫人が、気の無い、疲れたような、倦(うん)じた調子で、「そしてまた(結婚式は、安東村の、あの、乞食小屋見たような茅屋(あばらや)で挙げろ)でしょう...
泉鏡花 「婦系図」
...安東村へぞ着きにける...
泉鏡花 「婦系図」
...はじめて安東に近づいた人物であり...
海野十三 「心臓盗難」
...とつぜん安東仁雄の病床を訪れた...
海野十三 「心臓盗難」
...このことあって四五日のうちに、かれ安東仁雄は、烏啼のため心臓を盗まれ而(しか)もなお生きている男として一躍社会の人気者となり、そして彼はかねての放言どおり月尾寒三を見事に押切って今福嬢の愛を得てしまったので、その人気は更に高まった...
海野十三 「心臓盗難」
...ある所でばったりと安東仁雄に行き会った...
海野十三 「心臓盗難」
...「安東氏は自ら安倍貞任の子高星(たかぼし)の後と称し...
太宰治 「津軽」
...安東氏一族の内訌に端を発した津軽蝦夷の騒擾などその一例である...
太宰治 「津軽」
...「安東まで」低い丘...
谷譲次 「踊る地平線」
...Bも安東(あんとう)まで送つて行かうと言つて...
田山録弥 「アカシヤの花」
...其恢復の為朝鮮から安東県に渡って...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...安東家の差圖によつて屡叛亂を企て...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...尺とりが鴨緑江の三尺に足らぬを示す蘆原の中安東で鴨緑江を見に行つた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...広東領事をしていた太田喜平夫妻(安東総督の娘夫婦)が台北へ来ていたので...
柳田国男 「故郷七十年」
...武士気質安東という家は...
柳田国男 「故郷七十年」
...是は外祖母の安東菊子の歌集で...
柳田国男 「予が出版事業」
...また別に前安東取引所長太田秀次郎氏の奥様も来て下さつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...浴客は安東の邦人を主として...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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