...安息香酸を使った軟膏で傷口を治療します...
...お菓子に安息香酸が入っていると口の中が痺れることがあります...
...化粧品には安息香酸が防腐剤として使われています...
...安息香酸ナトリウムは、食品やドリンクの保存料として使われます...
...安息香酸エステルは、香料や医薬品に使用されます...
...前に述べた3つの部分に相当する量を取って安息香酸アンモニウム溶液を混ぜる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...アラックはラムに木酢液と安息香(*Styrax benzoinの樹脂)の花(酸)を加えることによって...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...非常に有名な料理書の著者は「インチキ・アラック」を作るには2スクループル(*薬量単位:約1.3g)の安息香酸を1クォートのラム酒に溶かすように指導している...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...なべては安息香となり...
ボードレール 富永太郎訳 「或るまどんなに」
...安息香の液をそそいだ...
直木三十五 「南国太平記」
...マニラは曖昧(あいまい)である、フィルミクは当てにはならぬ、アラビイは怪しげな調子で、口から出まかせを言う、ジャンクタンはなんでもかでも言いたがる、スピナはとかく隠したがる、カルタンは英国王に迷うている、アルゴリュースはあまりにギリシャ臭く、ポンタンはローマ臭い、レオリスとブゼルは大道を辿(たど)っています……そこで自然の秘密を真底から知ったり、運星の幸運を判断したり、アポロのように、風と、死体と、地と、水とで、一切万人に未来のことを示したり、空中から甘露と、霊薬を絞り取って、オロマーズを加味してアリマンヌを除き、そうして、男爵夫人を乞食に恋のうきみをやつさせて、有名なスカルロンの詩を吟じさせたり、何人(なんぴと)にも十分の成功を予言したり、霊妙不思議な惚(ほ)れ薬、黒鉛(こくえん)に、安息香に、昇汞(しょうこう)に、阿片薬を廉価(れんか)に販売したり、まった、月日や年代を言い当てたりするのは、誰ひとりとして、いやさ諸君、誰ひとりとして、ここにいられるわが師ギヨ・ゴルジュウ大先生におよぶものはない……」この時、頭の上で、大きな鳥の輪を描くのを認めたものですから、清澄の茂太郎は、急にたわごとをやめて、「あ、ありゃアルバトロスだ」地上へ卸(おろ)して見たら、その翼の直径が一丈五尺はあるかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...ベンゾイン〔安息香〕のガム...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...安息香の煙のたなびくなかで...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...それから十分ばかりしてコカインと、安息香酸と、アイヌの矢尻に使うブシという草の汁のアルカロイドの少量を配合した液を注射すると、本人は意識しないまま、脳髄の中の或る一部分が眼ざめる...
夢野久作 「人間レコード」
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