...而して結婚以外の母は生れたる子供に安固たる家庭生活を送らしめず...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...尚家は政治上の自由は失ったがその王位はひとしお安固な位地に置かれたから...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...おのずから皇室の地位を安固にするものであった...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...国民みずからがみずからの力によってその生活を安固にもし...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...そこで俗界のいわゆる安固と名利もこれを犠牲にしてまでもなおかつ内部の自由と安固とを得んとする...
新渡戸稲造 「自由の真髄」
...身体の安固(あんこ)を図り...
野中到 「寒中滞岳記」
...その社会的地位が安固となると...
平林初之輔 「文学方法論」
...それは人民の窮乏と国家の不安固とを示す...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...1)Park's Africa, c. xxii. p. 291 and seq.かくの如く不断に掠奪に曝されているために生ずる財産の不安固は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...黒人諸民族が真に欠いているものは、財産の安固と、その一般的随伴物たる勤労である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...もし財産が安固であり勤労がよく指導されるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...刹那的な快楽よりは永続的な安固を尊重すべきである1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...財産の不安固から必然的に生ずる全一連の暗黒なる災厄とは比較にならぬ害悪である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...より大なる程度の安固と独立と永久的繁栄に達せんがために現在の富の一小部分を犠牲にして構わないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...文学にたずさわる名流夫人(今井邦子その他)の安固らしさにひかれる心持...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...安固や清潔や容易やその他の実際のまたは想像上の得点を考慮して...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...一方の場合においては、悪政、財産の不安固、及び人民のあらゆる階級における教育の欠乏から、害悪が発生するのである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...または資本の用途の安固と快適との大小に従って異るのみである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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