...一年(ねん)經(た)ち二年(ねん)經(た)つ中(うち)には日本(にほん)の經濟界(けいざいかい)の基礎(きそ)は安固(あんこ)のものになると云(い)ふことを確信(かくしん)して疑(うたが)はぬのである...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...初(はじめ)て日本(にほん)の經濟界(けいざいかい)の基礎(きそ)は安固(あんこ)なものになる...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...かれらみずからの地位を安固にしようとしたのである...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...市を安固ならしむる考へでは...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...そこにかえって絶壁の安固さが感じられる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...もって生命財産の安固(あんこ)を保ちながら...
新渡戸稲造 「自警録」
...今日(こんにち)いずれの国においても財産の安固(あんこ)を保障(ほしょう)しない法律はない...
新渡戸稲造 「自警録」
...財産と生命が安固にして夜は戸を閉じなくとも高枕で眠り...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...身体の安固(あんこ)を図り...
野中到 「寒中滞岳記」
...通信の安固と秘密...
平出修 「公判」
...勤労が栄え財産が安固な国におけると同じ程度には...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...より大なる程度の安固と独立と永久的繁栄に達せんがために現在の富の一小部分を犠牲にして構わないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...悪政がその通常の随伴者たる財産の不安固と共に登場するならば(従前よりは現在の方が人口の少い国は一般にそうなのであるが)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...文学にたずさわる名流夫人(今井邦子その他)の安固らしさにひかれる心持...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...安固や清潔や容易やその他の実際のまたは想像上の得点を考慮して...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...いかなる制度によっても銀行は何らの安固をも有たない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...政府は将来の安固よりもむしろ現在の便宜を考える傾きが有り過ぎ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...安固として動かない...
和辻哲郎 「転向」
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