...けだし患難の意味は人の人格に依て異なるのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...もともと「死」と「涅槃」とは異なっているのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...鳥威(とりおど)し皆ひるがへり虚子が行く 素十これは前に掲げた連句の発句脇句とはやや異なるが...
高浜虚子 「俳句への道」
...金朴の徒もまた閔の徒に異ならざる也...
竹越三叉 「深憂大患」
...それがさまざまの怪異なり...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...そうしてたださえ豊富な天恵をいっそう有利に享有すると同時にわが国に特異な天変地異の災禍を軽減し回避するように努力すれば...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...普通いうところの警察が使う似顔というような取り扱いかたとはまったく異なった取り扱いをするべきだというのである...
中井正一 「美学入門」
...赤児の腕の先に羽がついたような怪異な恰好(かっこう)になっている...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...どこにも平常と異なる点は認められなかった...
夏目漱石 「門」
...奇異な動植物のすがたをみよ...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...ただ異なつた有り方としてのみ區別されるに過ぎぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...直接に心に浮かんでいる観念と多くの点で異なる他の個物へ度々適用されてきたと考えられるのだが...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...各々異なる諸知覚には少しも実際に属していず...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...場所に由て異なり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...裁判官は通常の訴訟と少しも異なることなく...
穂積陳重 「法窓夜話」
...さりながら愚考はいたく異なり...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...ほかの指の太い連中とは異なっておりますから...
吉川英治 「江戸三国志」
...外来文化を単に插話的のものと見る見方と異なっている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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