...異な事を聞くものぢや」と空嘯(そらうそぶ)いてゐるではございませんか...
芥川龍之介 「地獄変」
...自分は此等の點にトルストイの主張と思索との態度の極めて特異なるものあることを認めざるを得ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...さらにヨーロッパの芸術とはまるで異なっている東洋の固有の芸術に対して多大の興味を抱(いだ)かれたので...
石原純 「アインシュタイン教授をわが国に迎えて」
...我が国婦人の家族的に教養されて来たのとの異なるところである...
大隈重信 「婦人に対する実業思想の急務」
...それらの雫の特異な落下点を指差しながら...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...何分にも望んでいられる家というのがそこらに転がっているような格安の家とは異なって...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...大軍の潮のごとく過ぎ去った村の平和はいつもに異ならぬ...
田山花袋 「一兵卒」
...異なった世界を現前するものだからである...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...彼と異なった見方をしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...現在とはいたく異なってる当時にあっては...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...異なる五本が一つにかたまって...
夏目漱石 「野分」
...まことに異な心持になります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...けだし小児の智識いまだ発生せずして汚潔を弁ずること能(あた)わざる者に異ならず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...この徳が他の諸徳と異なることについて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...始めて松柏の青青として色を變ぜず百木と異なるを知る」と曰へり...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...一三 神隠しに奇異なる約束ありしこと神隠しからのちに戻ってきたという者の話は...
柳田国男 「山の人生」
...一行は婦人の千鶴子を除いてこれから特異な街の情調を味いに行くのであった...
横光利一 「旅愁」
...またその神秘的な気分においても異なっている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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