...それに安住したら一つの仕事をしとげる氣で居て一生涯安住の地なんぞは見もしないで死んじまふ典型(タイプ)だと思ふんです」と何時もの咄辯に似ずすら/\と言ひ切つて...
有島武郎 「半日」
...その時そこに安住の地を求めて...
有島武郎 「二つの道」
...そこらに散らばつた葉つぱは安住の地をもとめるかのやうに...
薄田泣菫 「独楽園」
...依つて以て安住の地盤を求めむは...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...そして安住の地へ辿り着いたかを詳しく書かない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...安住の地は生活の地である...
豊島与志雄 「故郷」
...明かなのは現在が安住の地でないこと...
豊島与志雄 「風景」
...いずれにか志す所の安住の地があればこそ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここに全く安住の地を得たと謂(い)いつべきです...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかに安住の地を得て静穏に生を営んだか分らない...
夏目漱石 「思い出す事など」
...またそこに安住の地を見出し得るだろうか...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...さうして其所(そこ)にわが安住の地を見出(みいだ)した様な気がした...
夏目漱石 「それから」
...そうして其所にわが安住の地を見出(みいだ)した様な気がした...
夏目漱石 「それから」
...けれどもその安住の地は...
夏目漱石 「それから」
...ああここにおれの安住の地位があったと...
夏目漱石 「私の個人主義」
...この隠遁的(いんとんてき)な安住の地位に対する...
野村胡堂 「楽聖物語」
...長い旅を終つて安住の地に住んだロバートが...
牧野信一 「駆ける朝」
...未来永劫大地震から免疫になり安住の地となるはずである...
武者金吉 「地震なまず」
便利!手書き漢字入力検索