...不幸にも当世の伝記の作者は大抵この魔境に安住した...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...だが――×僕の安住したがる性質は...
芥川龍之介 「芸術その他」
...それに安住したら一つの仕事をしとげる氣で居て一生涯安住の地なんぞは見もしないで死んじまふ典型(タイプ)だと思ふんです」と何時もの咄辯に似ずすら/\と言ひ切つて...
有島武郎 「半日」
...十歳頃まで一個所に安住した思い出はない...
田中英光 「さようなら」
...それから素人はどこへ行っても科学はムヅかしいものだというような無責任な常識に安住したりする...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...その境地に安住したがる...
豊島与志雄 「野に声なし」
...そこに安住したがる...
豊島与志雄 「野に声なし」
...悪い意志をもつてゆめみた……(私は其処(そこ)に安住したのでもないが...
中原中也 「山羊の歌」
便利!手書き漢字入力検索