...貧しい中の安らかさ...
種田山頭火 「行乞記」
...そして私に於てはその安らかさが寂しさを償うて余りあり...
種田山頭火 「行乞記」
...見下げられる安らかさ...
種田山頭火 「其中日記」
...一層の安らかさを感ずる...
近松秋江 「箱根の山々」
...何か大衆のなかに働いてゐる人の安らかさを思ふやうになつてゐた...
徳田秋声 「町の踊り場」
...私はこんな安らかさの中に...
外村繁 「夢幻泡影」
...下に眠っている人の安らかさを...
直木三十五 「南国太平記」
...母の背中にスヤスヤと眠るような安らかさで...
中里介山 「大菩薩峠」
...ローマ・カトリックの僧位を獲(え)て始めて生活の安らかさを確保したのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...やはりフランス人の安らかさと情愛がない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...不思議な落着きと安らかさを取戻して居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...法悦的な安らかさを湛(たゝ)へてゐるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恋などとはたかのしれたものだ散る思いまことにたやすく一椀の飯に崩折れる乞食の愉楽洟水(はなみず)をすすり心を捨てきるこの飯食うさまの安らかさこれも我身なり真実の我身よ哀れすべてを忘れ切る飢えの行尾を振りて食う今日の飯なり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...楚々たる明快な川瀬に達したかのやうな安らかさを覚えさせるのであつた...
牧野信一 「小川の流れ」
...安らかさに置くよりも...
宮本百合子 「石を投ぐるもの」
...あなたに、これだけ書いて、家の中の空気おわかりになるでしょう? 林町がああ腰をぬいて暮して居るし、私はキリキリまいをしているし、ここでは、お母さんを中心に活々(いきいき)と軸がまわっていて、又別な楽しさ、安らかさです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この安らかさは私たちへの薬である...
柳宗悦 「全羅紀行」
...一人身の空襲下の起居の方が安らかさを取り戻すに都合は良く...
横光利一 「夜の靴」
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