...じゃ、見せてごらんなさい」「あ、そのお守袋は、ここにはないのよ」「じゃ、しょうがないじゃないの...
海野十三 「爆薬の花籠」
...そのお守袋の中にあるものは...
海野十三 「爆薬の花籠」
...ひそかに二重のお守袋をつくって...
海野十三 「爆薬の花籠」
...懐の守袋の中に入れてある木札を執ろうとしたが手が顫えて執れないので...
田中貢太郎 「妖怪記」
...七瀬と、綱手とは、お守袋を、床の間へ置いて、掌を合せて、夫と子供の無事と、自分ら二人の道中の無事を、祈っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...そのうち彼らがあんまり守袋をいぢくつたもので弱いかたん糸がきれて南京玉がばらばらと落ちてしまつた...
中勘助 「銀の匙」
...掛け守袋(まもり)一つの逞(たくま)しい裸体になり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「他に氣の付いたことはないか」「坊つちやんの守袋(まもりぶくろ)が見えませんが――」「それは大事な物でも入つて居たのか」「そんな氣がしてなりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎も角(遺書は又七の守袋にあり)と讀めた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...守袋をお寅の手筥から見付けてくれたり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...守袋は持たせなかつたさうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ぶら下がつて居る守袋は引き千切られて居ますよ」「そんな事だらうよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...うまい啖呵(たんか)かなんか考へて居る隙にお前の懷から守袋を千切つてしまつたのさ」「あの預つた品は何んでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...守袋を盜られた自責の心持もあつたのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前の盜られた守袋が?」平次は立上がりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たうとう守袋を盜つたのは女に化けた世之松さ」「へエ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...子供らしい大きな守袋(まもりぶくろ)――男の手縫らしい縫目をほぐすと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...首に掛けている守袋から目安箱の鍵を取りだして...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
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