...祖(おや)を守(も)り俳諧を守り守武忌(もりたけき)七月六日 朝日新聞の需(もと)めにより...
高浜虚子 「五百五十句」
...其の時は木彫の守武の像や子規の像が箱から取り出されて...
高浜虚子 「椿子物語」
...守武や子規の像と並んで諸君を歓迎する意味でやはり一緒に並んで置かれた...
高浜虚子 「椿子物語」
...それは守武の像や子規の像よりも椿子の立つてゐる方が気味が悪かつたのであらう...
高浜虚子 「椿子物語」
...その暗いページの中にたまたま明るいところがあってそこに山崎宗鑑(やまざきそうかん)とか荒木田守武(あらきだもりたけ)とか松永貞徳(まつながていとく)とか...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...口の中にも入るは山ぶし 守武かねをだにつくれば人ははぐろにて 同山伏が祈祷(きとう)をすれば人――もしくは鬼――の口の中にでもはいることができる...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...花よりも鼻に在りける匂ひ哉 守武花に香があるというけれど...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...宗鑑、守武、貞徳、宗因等の人々は、優にやさしい和歌、連歌から別に一派の俳諧を分岐せしめるためには俗語を使用し、俗情を直叙して洒落滑稽を主としなければならなかったのでありますが、芭蕉はさらにそれを再転して、その滑稽、俳諧の奥に潜んでいる人生の寂し味に手をつけたのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...山崎の宗鑑と山田の守武とは共に永正...
正岡子規 「古池の句の弁」
...そのこれあるは守武に始まる...
正岡子規 「古池の句の弁」
...守武の興したる俳諧は連歌以外に一の詩形を造りしにあらず...
正岡子規 「古池の句の弁」
...その擬人法を用ゐたる者は手をついて歌申し上ぐる蛙かな 宗鑑いやめなる子供産み置けほとゝぎす 同花の香を偸(ぬす)みて走る嵐かな 同青柳の眉かく岸の額かな 守武鶯の捨子なら啼けほとゝぎす 同名のりてやそも/\こよひ秋の月 同撫子(なでしこ)や夏野のはらの落し種 同の類(たぐい)なり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...その外に譬喩を用ゐたる者は月に柄(え)をさしたらば善き団扇(うちわ)かな 宗鑑声なくば鷺(さぎ)こそ雪の一つくね 同落花枝(えだ)にかへると見れば胡蝶かな 守武傘(からかさ)やたゝえ鏡のけさの雪 同の類なり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...言語の遊戯に属する者はなべて世に叩くは明日のくひ菜かな 宗鑑真丸(まんまる)に出づれど永き春日かな 同春寒き年にが/\しいつまで嵐ふきのたう 同花よりも鼻にありける匂ひかな 守武声はあれど見えぬや森のはゝきゞす 同の類なり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...守武死後凡(およそ)八十年にして貞徳起り...
正岡子規 「古池の句の弁」
...荒木田守武(あらきだもりたけ)の狂歌に「宇治武者は千人ありとも炮烙(ほうろく)の槌一つにはかなはざりけり」...
南方熊楠 「十二支考」
...伊勢(いせ)の荒木田守武(あらきだもりたけ)のように...
柳田国男 「木綿以前の事」
...千葉ノ介貞胤(さだたね)宇都宮公綱(きんつな)菊池肥後守武重大友左近将監塩冶(えんや)の判官高貞熱田ノ大宮司...
吉川英治 「私本太平記」
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