...末広君の家は旧宇和島藩の士族で...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...同八日には宇和島藩主伊達侯を招待して「夕方本木庄藏ト申ス通辭...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そこで松山人は勿論県内の大洲、宇和島、今治、小松、西条等の小学教育に従事する重(お)もなる者を呼び集めて伝習を受けさせた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...しかのみならず、県下でも、宇和島、大洲方面には大分西郷に心を寄せる者もあって、少しも油断のならぬ状況になった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私は宇和島方面へ行く事になった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...宇和島人の土居藪鶯氏は兼て知り合いで...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...なお私が側では土居藪鶯氏の外同じ宇和島人の二宮素香氏同く孤松氏等をも引込み...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...就中宇和島人の二宮兄弟は熱心であったから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...氏の郷里の宇和島の郡長となり...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...宇和島(伊達宗城)と一緒に江戸へ出て...
直木三十五 「南国太平記」
...それのみでなく、宇和島殿と共に、閣老を動かして、いよいよお上の御隠居を、強制するようでござります」「強制?」と、云って、唾を吐き、水で漱(くちすす)ぎ終った斉興が「わしにも、それなら手段(てだて)がある」お由羅が、長煙管を、斉興に差出した...
直木三十五 「南国太平記」
...伊予の宇和島の八ツ鹿踊(大正十三年に東京に来た事がある)と...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...例えば宇和島(うわじま)藩...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...我輩の故郷なる伊予の宇和島にて...
穂積陳重 「法窓夜話」
...按ずるに当時津軽承昭(つぐあき)を援ふ令は福山、宇和島、吉田、大野の四藩に下つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...兄が十九歳でお役名だけ継ぎました」柿崎兵馬は十歳のときから宇和島の明倫館にはいって学んでいた...
山本周五郎 「新潮記」
...宇和島藩に匿まわれた菊池為三郎がなければ...
山本周五郎 「新潮記」
...遠州(宇和島藩主...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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