...糧食(りやうしよく)は孰れか積(つ)める...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...讀書思索勞作の孰れに對しても隨分落付かぬ氣分を誘ひ勝である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...孰れにしても内的必然を缺く浮氣の沙汰とよりは思ひ難いのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...ヰルソンの民族主義とカイザー・ヰルヘルムの汎獨乙主義とは孰れが正當であるか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...實例としては孰れも承認する事が出來ないけれども――僕が確に「光榮」として受納するところである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...孰れも食慾と色慾との為に働いて...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...孰れも首を伸ばして...
谷崎潤一郎 「幇間」
...前に擧げたる三個の類型中の孰れかゞ...
朝永三十郎 「學究漫録」
...孰れも毎年一定の期節に於て貴顯紳士を早稻田の庭園に招待するの慣例なれば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...凡そ孰れの政黨を問はず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伊藤侯が進歩自由兩派の孰れにも多少の遺憾ありしは無論なる可しと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...孰れかといへば寧ろ後者に近かく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...各党各派孰れも確乎たる一大主義を有するなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...五母二母孰れか妻にして孰れか妾なるや其区別もなく...
福沢諭吉 「女大学評論」
...人生の精神と形體と孰れか重きや...
福沢諭吉 「帝室論」
...孰れYにでも、この絵の解説を問ひ訊して見ようとは思つてゐるが、何々といふ新しい星が突然現はれて、何処かの市の群衆が大騒ぎをしてゐる光景で、僕が「歴史篇」のアルバムから引き抜いたものである...
牧野信一 「エハガキの激賞文」
...孰れもあの村の部屋にゐたままの自分の姿だけである...
牧野信一 「痴酔記」
...それとも出掛けた方がよからうか? 孰れにすべきか一時間ばかり考へる為にノロノロと歩み走つた...
牧野信一 「吾家の随筆」
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