...論語とか孟子とか云ふものでなくつては読ませなかつた...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...世のいわゆる孟母三遷の教育その一例なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...当時馬琴が戯作を呪う間にさえ愛読というよりは熟読されて『八犬伝』が論孟学庸や『史記』や『左伝』と同格に扱われていたのを知るべきである...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...画家の活躍4・4(夕)二日の夜(よ)大阪ホテルで催された洋画家鹿子木孟郎(かのこぎたけしらう)氏の歓迎会の席上...
薄田泣菫 「茶話」
...孟宗の蔭に物があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...夫婦立ちの孟宗竹の蔭から...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は孟子(もうし)の素読(そどく)をすると云う次第である...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...今一人は池長孟(はじめ)という人である...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...孟昌が事は浜野知三郎さんが阿部家所蔵の太田家由緒書と川目直(かはめちよく)の校註韓詩外伝題言とに拠つて考証したものである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...酢屋(すや)は横浜の貿易商で孟買(ボンベイ)とカルカツタとに十年前(ぜん)から店を持つて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...勇将孟坦(もうたん)の落命が伝わると...
吉川英治 「三国志」
...将の名を問えば、「孟達です」と、ことば短かにいう...
吉川英治 「三国志」
...孟獲のあとから駈けて行った...
吉川英治 「三国志」
...明日はどんな日が孟州(もうしゅう)の先に待つことか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...孟州大街の市(いち)の人声や蝉(せみ)の声が一つにわんわん沸(わ)いている城外の辻へかかって来た...
吉川英治 「新・水滸伝」
...元の孟州へ馳けもどった武松は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そこから孟買の港に船遊びする富限者船の燈(あかり)が明滅するのを眺めながらサルーンから響いてくる音楽と歓談の声を聞いた...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
...ただ孟子のごとき優れた学者が...
和辻哲郎 「孔子」
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