...いつまでも私の本質の異分子の如くに存続する...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...空席のままに存続する...
太宰治 「思案の敗北」
...また永遠に向って存続するであろうということが必然的であるのを私は明かに見るゆえに...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...こういうふうに考えて来ると現在のいろいろさまざまな新型式の中にはあるいは将来の新種として固定し存続する資格をもったものがあるかもしれないし...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...この根本原因の存続する限りは...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...人類が永久に存続するもののようにおっしゃいますね?』再び私の真向いに腰を下して...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...ドアが依然として存続すると想定しなければ...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...何時までも地上に存続することを望んでゐるのか...
北條民雄 「道化芝居」
...そして地球の存続するあいだ...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...形こそ違つたが存続するだらう...
牧野信一 「消息抄(近頃書いた或る私の手紙から。)」
...母家が存続する限り汝は...
牧野信一 「消息抄(近頃書いた或る私の手紙から。)」
...彼等の怨念は決して死後迄存続するものでないのを好く確かめていた...
松永延造 「職工と微笑」
...それはしばしば、内部の致命的病弊にもかかわらず、不公正な法律の害悪にもかかわらず、暴政にもかかわらず、また役人どもの専横と無知・民衆の奔放と反乱・にもかかわらず、存続する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...独り個人的作品のみがわずかに骨董的意義で存続するに過ぎなくなるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...開墾奨励の他の方法としては特に租額定免(じょうめん)の制度を永久に存続する策もあった...
柳田國男 「地名の研究」
...家督の制度は久しく存続することが困難であった...
柳田國男 「地名の研究」
...現代にも存続する郷党の制度はこの時の振興にもとづくと言われている...
和辻哲郎 「孔子」
...これも現代まで一般の風習として存続するほどの有力な伝統となったが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索