...いつまでも私の本質の異分子の如くに存続する...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...空席のままに存続する...
太宰治 「思案の敗北」
...動物の存続する限り...
太宰治 「春の枯葉」
...それが何千年と存続するであろうにもかかわらず...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...そうした奇形児がいくらできてもその当時の環境に適合しなければその変形は存続することができなくて死滅したであろうと考えられる...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...こういうふうに考えて来ると現在のいろいろさまざまな新型式の中にはあるいは将来の新種として固定し存続する資格をもったものがあるかもしれないし...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...たぶんその日になっても十七字俳句はやはり存続するであろうと思われる...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...「俺(おれ)が滅びて俺の作品が存続することだ! それが俺には一挙両得なのだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その種族は存続する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...事情はそのまま存続するを得なかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...奴隷状態が依然として存続するのが眼に入らないのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...そして地球の存続するあいだ...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...妙な文学に対する評価の客観性のなかに底流としておのずから存続する文学感覚を生かそうとしたのでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...恒久に存続するところの何物もつかまえることができないで失望する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それはしばしば、内部の致命的病弊にもかかわらず、不公正な法律の害悪にもかかわらず、暴政にもかかわらず、また役人どもの専横と無知・民衆の奔放と反乱・にもかかわらず、存続する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...独り個人的作品のみがわずかに骨董的意義で存続するに過ぎなくなるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...家督の制度は久しく存続することが困難であった...
柳田國男 「地名の研究」
...現代にも存続する郷党の制度はこの時の振興にもとづくと言われている...
和辻哲郎 「孔子」
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