例文・使い方一覧でみる「存外に」の意味


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...この二つの階級は存外に近い肉親の間がらであるように思われて来るのである...   この二つの階級は存外に近い肉親の間がらであるように思われて来るのであるの読み方
寺田寅彦 「科学者と芸術家」

...例えば低気圧という言葉の意味すらよく呑込めていない人が立派な教養を受けたはずのいわゆる知識階級にも存外に多いのに驚かされることがある...   例えば低気圧という言葉の意味すらよく呑込めていない人が立派な教養を受けたはずのいわゆる知識階級にも存外に多いのに驚かされることがあるの読み方
寺田寅彦 「颱風雑俎」

...先生は存外にこうしたわれわれの勝手な申しぶんをともかくも聞き取られた...   先生は存外にこうしたわれわれの勝手な申しぶんをともかくも聞き取られたの読み方
寺田寅彦 「田丸先生の追憶」

...この豚存外に心利きたる奴にて甲斐々々しく何かと世話しくれたり...   この豚存外に心利きたる奴にて甲斐々々しく何かと世話しくれたりの読み方
寺田寅彦 「東上記」

...併しこの一座存外によく演りは演るが...   併しこの一座存外によく演りは演るがの読み方
中里介山 「生前身後の事」

...存外に稀だといふことであるが...   存外に稀だといふことであるがの読み方
中原中也 「宮沢賢治全集」

...人間世界は存外に広くして存外に俗なるものなり...   人間世界は存外に広くして存外に俗なるものなりの読み方
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」

...けれども存外に悪い事をしない...   けれども存外に悪い事をしないの読み方
福澤諭吉 「福翁自伝」

...さてその歌を見ると存外に雄々しく強き者は少く...   さてその歌を見ると存外に雄々しく強き者は少くの読み方
正岡子規 「歌よみに与ふる書」

...さてその歌を見ると存外に雄々しく強きものは少(すくな)く...   さてその歌を見ると存外に雄々しく強きものは少くの読み方
正岡子規 「歌よみに与ふる書」

...人が顔を見て存外に痩(や)せずに居るなどと言はれるのに腹が立ちて火箸(ひばし)の如く細りたる足を出してこれでもかと言ふて見せる事...   人が顔を見て存外に痩せずに居るなどと言はれるのに腹が立ちて火箸の如く細りたる足を出してこれでもかと言ふて見せる事の読み方
正岡子規 「病牀六尺」

...その分布は存外に広く...   その分布は存外に広くの読み方
柳田國男 「地名の研究」

...存外に多くの日本人はこの語の意味内容...   存外に多くの日本人はこの語の意味内容の読み方
柳田国男 「木綿以前の事」

...これが存外に容易な仕事ではないのである...   これが存外に容易な仕事ではないのであるの読み方
柳田国男 「木綿以前の事」

...存外に人世に冷淡な者は少なかった...   存外に人世に冷淡な者は少なかったの読み方
柳田国男 「木綿以前の事」

...郊外の朝と夕方は存外に多事なもので...   郊外の朝と夕方は存外に多事なものでの読み方
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」

...存外に永く続いたかもしれぬからである...   存外に永く続いたかもしれぬからであるの読み方
柳田国男 「雪国の春」

...元来自分の鼻の恰好というものは存外に気にかかるものでありまして...   元来自分の鼻の恰好というものは存外に気にかかるものでありましての読み方
夢野久作 「鼻の表現」

「存外に」の書き方・書き順

いろんなフォントで「存外に」


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