例文・使い方一覧でみる「存外に」の意味


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...正宗君は存外に世間といふものを重く見てゐる...   正宗君は存外に世間といふものを重く見てゐるの読み方
田山録弥 「正宗君について」

...しかしレニンやデモクラシーや猫のゴロゴロのほんとうにわかっている人も存外に少ないのではあるまいか...   しかしレニンやデモクラシーや猫のゴロゴロのほんとうにわかっている人も存外に少ないのではあるまいかの読み方
寺田寅彦 「ねずみと猫」

...併しこの一座存外によく演りは演るが...   併しこの一座存外によく演りは演るがの読み方
中里介山 「生前身後の事」

...いよいよ存外に謙遜と自省とがある...   いよいよ存外に謙遜と自省とがあるの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...存外に稀だといふことであるが...   存外に稀だといふことであるがの読み方
中原中也 「宮沢賢治全集」

...「存外に早かったな...   「存外に早かったなの読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...眞淵は雄々しく強き歌を好み候へどもさて其歌を見ると存外に雄々しく強き者は少く...   眞淵は雄々しく強き歌を好み候へどもさて其歌を見ると存外に雄々しく強き者は少くの読み方
正岡子規 「歌よみに與ふる書」

...さてその歌を見ると存外に雄々しく強き者は少く...   さてその歌を見ると存外に雄々しく強き者は少くの読み方
正岡子規 「歌よみに与ふる書」

...人が顔を見て存外に痩(や)せずに居るなどと言はれるのに腹が立ちて火箸(ひばし)の如く細りたる足を出してこれでもかと言ふて見せる事...   人が顔を見て存外に痩せずに居るなどと言はれるのに腹が立ちて火箸の如く細りたる足を出してこれでもかと言ふて見せる事の読み方
正岡子規 「病牀六尺」

...世人が存外にこれに対して冷淡にある如く見えるのは甚だ遺憾である...   世人が存外にこれに対して冷淡にある如く見えるのは甚だ遺憾であるの読み方
正岡子規 「病牀六尺」

...ここには仏法の指導力が存外に弱かったために...   ここには仏法の指導力が存外に弱かったためにの読み方
柳田国男 「海上の道」

...その種類の存外に単純であることを感じた...   その種類の存外に単純であることを感じたの読み方
柳田國男 「名字の話」

...存外に近頃のことだったのである...   存外に近頃のことだったのであるの読み方
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」

...存外に趣味が淡かった...   存外に趣味が淡かったの読み方
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」

...人が狐に化けたという話も近世は存外に多かった...   人が狐に化けたという話も近世は存外に多かったの読み方
柳田国男 「山の人生」

...仙人などと違って存外に智慮もなく...   仙人などと違って存外に智慮もなくの読み方
柳田国男 「山の人生」

...元来自分の鼻の恰好というものは存外に気にかかるものでありまして...   元来自分の鼻の恰好というものは存外に気にかかるものでありましての読み方
夢野久作 「鼻の表現」

...やゝ歩調を整えて存外に早く松原湖に着き...   やゝ歩調を整えて存外に早く松原湖に着きの読み方
若山牧水 「木枯紀行」

「存外に」の書き方・書き順

いろんなフォントで「存外に」


ランダム例文:
ラオチュ   ボイド   あやかる  

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