...存分に立派な菊が作られないといふことになつて居る...
會津八一 「菊の根分をしながら」
...心の中で存分に復讐心(ふくしゅうしん)を満足するような事があったら...
有島武郎 「或る女」
...彼奴の体なんかどうなつてもかまひませんから此のおかみさんの得心のいくやうに存分に一つお願ひいたします...
伊藤野枝 「白痴の母」
...手も頭も思う存分に洗って下さい...
太宰治 「駈込み訴え」
...その芸術的創作力を存分に伸ばすために...
野村胡堂 「楽聖物語」
...駕籠と自分の足とを存分に働かせて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兵太郎を存分に操ったお浪か...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...庄司の跡取りになつて少しは存分に暮らさなきや合はないでせう」と言つた調子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お上の御用を承つてをります」平次は存分に下手に出ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これも存分に機嫌の良い顏を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...思ふ存分に毆つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...存分に身について居ると言つた感じの男です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...存分にお小遣が貰えないからなんですよ……」「マア」「コラ何を人聞の悪い事をいう...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...おれは身命を棄てて存分にはたらくつもりだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...存分にほざくがよい」「了戒ほどな名工の刀も...
吉川英治 「江戸三国志」
...存分に療治してくれい」鉄環を除(と)って...
吉川英治 「三国志」
...味方の内状を存分に探らせておくようなもの...
吉川英治 「新書太閤記」
...思う存分に荒々しく呼吸をし...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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