...纔(わづか)にその半を存するのみなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...なるべく原形を保存する形で文字に表記したものと考えられるが...
武田祐吉 「古事記」
...病氣の人間や惡く作られた時計を健康な人間の觀念や正しく作られた時計の觀念と比較する私の思惟に依存するところの規定以外の何物でもなく...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...説明するということに存する...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...併しフィヒテの観念論がカントの夫と異なる特色はそれが何よりも専ら倫理的或いは宗教的であった点に存する...
戸坂潤 「辞典」
...科学の真理の客観性が他ならぬ「科学の運動性」の内にこそ存する...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...いかにして生存するがもっともよきかの問題に対して与えたる答案に過ぎんのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...其人に存するが故に...
福沢諭吉 「帝室論」
...節義の存するところ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...そして特に世界歴史の舞臺に於てそのことをなすに存する...
三木清 「歴史哲學」
...その旧態依然たるライオンの名は今も存するが...
三好達治 「銀座街頭」
...諮詢(しじゆん)案では「動詞の活用から出て居る假名」と云ふものだけを保存することになつて居りまするが...
森鴎外 「假名遣意見」
...少しでもつながりの存する限りは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ことに今は田畠や山林となっていてなおその地名を存する者などは...
柳田國男 「地名の研究」
...詠歎せられた原因の主要なる一つは爰(ここ)に存する...
柳田国男 「木綿以前の事」
...他の地方にはただ文語として存するのみで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...大野村に現存する宮本家の菩提寺(ぼだいじ)の住職で永幡智善(えいばんちぜん)師だとわかる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...『それを生産するために用いられねばならぬ労働及び資本の分量の大(小)に依存する』のである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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