例文・使い方一覧でみる「子煩悩」の意味
スポンサーリンク...彼は本当に子煩悩で、毎晩子供たちと一緒に寝ています... 
...子煩悩な父親ほど可愛くないものはありません...
...子煩悩な男性は女性にも好評です...
...子煩悩を過ぎると、子供たちにとっても不自由になります...
...子煩悩な家庭で育つことは、子供たちにとって良い影響を与えるかもしれません...
...あれ程の子煩悩がいざ絵を描くと云ふ段になりますと...
芥川龍之介 「地獄変」
...子煩悩な先生は、訳がわからないので、二人の明い色をした髪の毛を撫でながら、しきりに「どうした...
芥川龍之介 「手巾」
...あの息子の神経質とあの両親の子煩悩（こぼんなう）では？――こんな風だから娘から少し消息が途絶えると...
犬養健 「愚かな父」
...これが又無類の子煩悩で何かにつけてもトヨやトヨやと可愛がり...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...彼等の子煩悩をあはれと思ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...親思いで、子煩悩で、友をなつかしがった...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...ジャン・ミシェルは非常に子煩悩（ぼんのう）ではあったが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わたしの妻は子煩悩で軽信家でしたから...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...子煩悩な伯母さんはこんなにして小さな者を喜ばせるのがなによりの楽しみで自分もほくほくしながら「二人ながらかはええ かはええ」と両手でいつしよに背中をなでてくれる...
中勘助 「銀の匙」
...それといふのは子煩悩で能く生徒の世話をするのと応対が砕けて居て他の教師のやうなツンとした所がないからである...
長塚節 「隣室の客」
...子煩悩（ぼんのう）な讃之助が嫉妬をさえ感ずる程でした...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...秋山先生の弟子煩悩は大変なもので...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...「彼はたいへんな子煩悩（こぼんのう）でしてね」と高品さんが云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...金作は界隈でも評判の子煩悩（こぼんのう）であったが...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...子煩悩な二官の腸（はらわた）へ沁（し）みてきます...
吉川英治 「江戸三国志」
...子の可愛さに、子煩悩な要人は、吹矢をもって、邸内の長屋に巣をつくっていた燕を射落し、そっと、薬に作って、子に服（の）ませました...
吉川英治 「大岡越前」
...「子煩悩とわらわれようが...
吉川英治 「三国志」
...（わしは子煩悩でならぬ）と...
吉川英治 「親鸞」
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