...彼女は子持ちだけど、とても強い女性だ...
...最近、この町に子持ちの家族が引っ越してきた...
...彼は子持ちを隠していたが、最後には本当のことを話した...
...子持ちの女性に対する偏見がまだまだ存在する...
...彼女は子持ちの子供たちとともに、楽しそうにショッピングをしていた...
...家持ち子持ちのする事ではないと云ふ激しい反感が切(しき)りに起された...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...今では立派な子持になつてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...例へば澤山な子持の青白い屑屋の女房は寒い吹き晒らしの日蔭の土間で家中にぶちまけられた襤褸やがらくたを日がな一日吟味し形付ける...
千家元麿 「自分は見た」
...二十八歳以後は、妻帯を許して、これには家持手当、夕食料、子持手当、本人手当などを給し、俸給は月々全部支払って、主人はもう一銭も預からない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...三人の子持であるという事を寸紅堂の主人が何時か上京の序(ついで)に話した...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...既に婿(むこ)を迎えて子持ちになってい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それで私が子持ちになるなんて……...
徳田秋声 「黴」
...もう二人の子持であった...
夏目漱石 「明暗」
...かれひの生干がうまく切ってあり、子持ちでうまし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...子持ちの若夫婦の心持です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もつとも、此方で働く気でも、さうでなくても失業地獄の当世に、子持の上に、シンパ嫌疑で首と云ふケチの付いた男だもの、片つぱしから、相手にもなつてくれない...
三好十郎 「妻恋行」
...それが子持たずに死んでも...
柳田国男 「木綿以前の事」
...おりおりはあの子持ちのおかみさんのごとき泣声を出して...
柳田国男 「雪国の春」
...子持ちの出戻(でもど)りというなりゆきは辛(つら)いことだったろう...
山本周五郎 「青べか物語」
...なかに子持ちの夫婦づれも二た組いて...
山本周五郎 「雨あがる」
...たとえば子持縞(こもちじま)に錠を染め出すとか...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...それが縁で?」「草心尼も子を持つ親、藤夜叉も子持ち...
吉川英治 「私本太平記」
...氏範(うじのり)らの若者輩(わかものばら)をお使い願わしゅう存じまする」「よい子持ちだの...
吉川英治 「私本太平記」
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