...彼女は子持ちだけど、とても強い女性だ...
...最近、この町に子持ちの家族が引っ越してきた...
...彼は子持ちを隠していたが、最後には本当のことを話した...
...子持ちの女性に対する偏見がまだまだ存在する...
...彼女は子持ちの子供たちとともに、楽しそうにショッピングをしていた...
...子持を歎き給ふ禮拜堂(らいはいだう)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...お菓子持って来いだの...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...春三郎は又四人の子持で此營業は容易なことではないと思つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...幸子と違って大勢の子持ちである姉は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...さては井谷はそれを云いたい腹もあって来たのだったかと心づいて、なおよく聞いてみると、その人と云うのは大和(やまと)の下市(しもいち)で某銀行の支店長をしてい、子供が五人あるのだけれども、一番上が男の子で、目下大阪の某学校に行っており、二番目のが女の子で、これは年頃になっているから近々何処(どこ)かへ縁づくとすると、家にいるのは三人に過ぎない、生活の方は、その地方での一流の資産家であるから何の心配もない、と云うようなことなのであったが、五人の子持ちで、下市と聞いただけで、話にも何にもならないと思って、貞之助は途中から興味のない顔つきをした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...佐々木看護婦ハ子持チナノデ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...おとなりも(六人の子持だ!)ゆつくりとしてにぎやかだ...
種田山頭火 「其中日記」
...それで私が子持ちになるなんて……...
徳田秋声 「黴」
...一人前の子持になつたやうな気がしてゐた...
徳田秋声 「チビの魂」
...八ツ子持つ芋も子持たず...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...子持山若かへる手の紅葉まで我はねもとおもふ汝は何ぞと思ふ 万葉集...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...やすはうねのある鼠紺(ねずこん)のお召にぽってりとした青砥(あおと)色の子持(こもち)の羽織...
久生十蘭 「ユモレスク」
...当地方にて銚子(ちょうし)の事をタンポと申候事にてお銚子持つて来いをタンポ持つて来いと申候...
正岡子規 「墨汁一滴」
...勇吉は子持たずであった...
宮本百合子 「田舎風なヒューモレスク」
...もつとも、此方で働く気でも、さうでなくても失業地獄の当世に、子持の上に、シンパ嫌疑で首と云ふケチの付いた男だもの、片つぱしから、相手にもなつてくれない...
三好十郎 「妻恋行」
...おりおりはあの子持ちのおかみさんのごとき泣声を出して...
柳田国男 「雪国の春」
...もう三人の子持ちだった...
山本周五郎 「寒橋」
...氏範(うじのり)らの若者輩(わかものばら)をお使い願わしゅう存じまする」「よい子持ちだの...
吉川英治 「私本太平記」
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