...日本は今日の財力を守って孤島に退嬰(たいえい)し...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...婢(じょちゅう)や奴(げなん)が過(あやま)ちをしでかして、主婦に折檻(せっかん)せられるような時には、嬰寧の所へ来て、一緒にいって話してくれと頼むので、一緒にいってやるといつも免(ゆる)された...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「嬰寧」
...何事にも退嬰(たいえい)的な本家が...
谷崎潤一郎 「細雪」
...退嬰的(たいえいてき)な無常観への逃避でもなければ...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...退嬰的な非建設的な創造である...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...嬰児(あかご)と嬰児を取換えるというのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...六十歳未満は、窃盗十五人、詐欺一人、殺人六人、嬰児殺し三人、堕胎(だたい)一人、放火九人、贓物(ぞうぶつ)収受一人、文書偽造一人...
林芙美子 「新生の門」
...暗い甲板に取り落されて無我夢中の船客の群に踏み躙られる嬰児...
牧逸馬 「運命のSOS」
...この三人のうち一人が嬰児期...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ちぢこまってぴくぴく動いている嬰児の四肢を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...それが又彼等の伝統による情緒性へよび戻して或る意味では退嬰にも近づくのですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...産褥の女が鉢巻を締めて生まれたばかりの嬰児を抑えつけているという悲惨なものであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...――嬰児(あかご)の泣き声が...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...傅嬰(ふえい)という二人の武士を呼んだ...
吉川英治 「三国志」
...嬰児(あかご)の夜泣きが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...嬰児(あかご)の泣き声やら...
吉川英治 「源頼朝」
...その折の嬰児(あかご)が...
吉川英治 「源頼朝」
...嬰児(あかご)の泣き声が走る...
吉川英治 「宮本武蔵」
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