...若草の三五嬬(つま)の命...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...若草の嬬(つま)持たせらめ三九...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...吾嬬村に至りて、吾嬬神社に詣づ...
大町桂月 「吾嬬の森」
...左に吾嬬森の碑あり...
大町桂月 「吾嬬の森」
...貴客ハ則嬬人侍女ヲ携ヘ一歩二歩相随フ...
永井荷風 「上野」
...「吾嬬(あがつま)はや」とやるせなき英雄的感傷を吐かれて以来...
中里介山 「大菩薩峠」
...御存じの吾嬬川(あづまがわ)の石場の浜へ打上げられたのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...嬬戀に汝が鳴かずば...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...◇雑木林で白布さらす可愛や白樺布さらすやがて嬬恋をすぎて鹿沢温泉についた...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...叔母さまは二人とも女嬬(にょじゅ)に上っている...
久生十蘭 「だいこん」
...所謂天地人に象つた作は「吾嬬下(あづまくだり)五十三次」である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...狂言の種は河竹新七作の吾嬬下五十三次より取つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...河原崎座の吾嬬下(あづまくだり)五十三次(つぎ)興行と同時であつたことを言つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この草津鐵道の終點嬬戀驛に着いたのはもう九時であつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...この川は數日前に嬬戀(つまこひ)村の宿屋の窓から雨の中に佗しく眺めた溪流のすゑであるのだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...嬬戀以來實によく晴れて呉れるのだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...今日この汽車で嬬恋まで行って...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...この草津鉄道の終点嬬恋駅に着いたのはもう九時であった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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