...毎日曇りのない元気な顔に嬉々(きき)と遊戯にふけっているが...
伊藤左千夫 「去年」
...嬉々として泰平の恩沢に浴するに至った...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...嬉々(きき)として甘茶(あまちゃ)を汲みに行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...うれしい」「万歳!」両児(ふたり)は嬉々(きき)として...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...嬉々(きき)たる日の光が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...件((くだん))の男は嬉々として...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...女たちは嬉々としてしやべつてゐた...
萩原朔太郎 「ラムネ・他四編」
...嬉々(きき)として吹っ飛ばしかねない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...嬉々(きき)として召使いに腕を支えられている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...若い女たちが嬉々と笑いさざめく時...
正岡容 「寄席行燈」
...其の為に忍びざることを(なし、)魚鳥を屠候同様之心得にて、嬉々談笑、公然と人天を憚らざる所行(あるが故に、)其不仁の悪習自然と平日の所行にも推移り染著す」云々...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...嬰児(あかご)は嬉々としていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...嬉々(きき)としたものである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...嬉々(きき)として這(は)いまわっている嬰児(えいじ)があるので...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...嬉々(きき)として...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...女子供も、年よりたちも、旅人も百姓も、嬉々として、蜜柑を追い、餅と戯れた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...まるで今日大空へ誕生でもするように嬉々(きき)としている気配なのである...
吉川英治 「源頼朝」
...嬉々と逃げまわっていた子供の眼と一つものとは思えないほど静かな瞼(まぶた)である...
吉川英治 「宮本武蔵」
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