...婦(をんな)もともに嬉々(いそ/\)して...
泉鏡太郎 「艶書」
...毎日曇りのない元気な顔に嬉々(きき)と遊戯にふけっているが...
伊藤左千夫 「去年」
...嬉々(きき)として枝を打つ...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...」と嬉々(いそいそ)としている...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...嬉々と喜びてめづる仔馬を伴へり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...新品の玩具を与えられた子のように嬉々として見つめていた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...直ちに、残りの同志を集めて、再挙して頂きたいが――」「勿論のこと――」左太郎は、見知らぬ人を見ても、快活に、手を握り、足を踏んで、嬉々としていた...
直木三十五 「南国太平記」
...嬉々とした声音が洩るるので...
中里介山 「大菩薩峠」
...この新しい仕事に嬉々として...
火野葦平 「花と龍」
...マスクを除つた看護婦たちが嬉々として戯れるさまを...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...薄あかりの中を駈けてゆくZの後姿が嬉々として踊つてゐるかのやうに私の眼に映つた...
牧野信一 「剥製」
...嬉々としてそれらの船舶を迎えていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それこそ季節のタケノコ以上に伸びてゆく新鮮な生命群の中に半日を嬉々と暮してゐると...
吉川英治 「折々の記」
...わが家へでも帰ったように嬉々(きき)とするか...
吉川英治 「剣の四君子」
...嬉々(きき)として故郷(ふるさと)へいそぎ帰る...
吉川英治 「新書太閤記」
...嬉々(きき)として這(は)いまわっている嬰児(えいじ)があるので...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...蝦夷萩は、鼻腔(びこう)からひくい呻(うめ)きに似た息を発し、身を仰向(あおむ)けに転ばして、嬉々(きき)と、十四の少年が、なすままに、まかせていた...
吉川英治 「平の将門」
...まるで今日大空へ誕生でもするように嬉々(きき)としている気配なのである...
吉川英治 「源頼朝」
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