...一群の大きい亀が海面に嬉々として戯れているのが見えた...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...嬉々(きき)として逃げ走り...
江戸川乱歩 「影男」
...晝の休みの鐘が鳴るまで自由に嬉々としてめい/\もち場所に一人々々ちらばり原の隅から一人が打ち上る球を走つて行つてうまく受取る...
千家元麿 「自分は見た」
...私の心は嬉々として眼の覺めたごとき悦びに滿ち...
近松秋江 「湖光島影」
...嬉々(きき)として甘茶(あまちゃ)を汲みに行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...俺のドングリを小供が嬉々と拾うたり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...嬉々(きき)として乗りまわしているのを見かけることのある...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...美奈子の腕をとつて嬉々としながら昇つて行く――そんな夢を...
牧野信一 「階段」
...薄あかりの中を駈けてゆくZの後姿が嬉々として踊つてゐるかのやうに私の眼に映つた...
牧野信一 「剥製」
...嬉々として泳いでゐる金魚で色取られてゐるホテルの中庭を...
正宗白鳥 「雨」
...嬉々として先に行く子供たち...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...其の為に忍びざることを(なし、)魚鳥を屠候同様之心得にて、嬉々談笑、公然と人天を憚らざる所行(あるが故に、)其不仁の悪習自然と平日の所行にも推移り染著す」云々...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...妃(ひ)や若君たちと終日嬉々(きき)とお遊びになられたがよいでしょう」孔明はすぐ退がった...
吉川英治 「三国志」
...嬰児(あかご)は嬉々としていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...嬉々として、主君の姿を、先に見ながら急いでいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...時には、嬉々(きき)と、べつな忍び笑いも洩れる...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかも嬉々(きき)として...
吉川英治 「親鸞」
...嬉々として友と飲んでいる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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