...この連隊は幹部を東北の各連隊の嫌われ者を集めて新設されたのであったが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...芝居や人情本ではこういう田五作や田舎侍は無粋(ぶすい)な執深(しつぶか)の嫌われ者となっている...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...文人と新聞記者とは今日では嫁に呉れての無い嫌われ者の随一である...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...おまけにいたるところで嫌われ者のラレイの敵だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...おりんは土地での嫌われ者...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...これに反して、嫌われ者は、尾張と薩摩で、これはどうかして三年に一度ぐらい、この関所へかかることがあるが、金は使わないくせに威張り散らすという廉(かど)で、関の上下におぞけを振わせたものだそうです...
中里介山 「大菩薩峠」
...飯田町中の嫌われ者でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町内の嫌われ者になっているお妾(めかけ)のお糸...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...妓どもからはこの上もない嫌われ者で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...正しい価値に率直であるという決然とした態度のために嫌われ者になっている...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...いつも競馬ファンの嫌われ者め...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...万清楼でも嫌われ者だったが...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...嫌われ者のお吉という婆さんが雇われて...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
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