...特に夏目漱石さんの嫌いなものはブリウブラクのインキだった...
内田魯庵 「温情の裕かな夏目さん」
...「宅(うち)へ来い」3・28日本嫌いな広岡浅子女史が日本で唯(たつた)一人好きな人がある...
薄田泣菫 「茶話」
...そんなのは嫌いだけど――悪時代に生きるには...
高見順 「いやな感じ」
...さりとて倶楽部へ行くことも嫌いな私にとっては...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...「あれもお婆さんは嫌いなんだけれどしかたがないんだ...
徳田秋声 「黴」
...彼は台所の臭いが嫌いなので...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...人中へ出るのが嫌いだと言って断わろうとしたのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...「愚痴をいうのは嫌いだからだまっているけれども...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...剛子はそんななよなよした女性は嫌いなのである...
久生十蘭 「キャラコさん」
...嫌い恐れる人間はあッても俺を愛するものはなく...
久生十蘭 「湖畔」
...人間嫌いかと思われるほどの黙り屋で...
久生十蘭 「魔都」
...朝っぱらから煙草の匂いは嫌いかい」エドガーがおどけて椅子に座りながら言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...私を人間嫌いにしてしまうであろう...
三木清 「人生論ノート」
...それだから私嫌い...
宮本百合子 「いとこ同志」
...こちらも「急に」というのは大嫌いよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし、なにかとても大きい豐かな人間性と言つたようなものを持つていた人で、そのために本能的に進歩的な人だつたし、戰爭嫌いでした...
三好十郎 「肌の匂い」
...丹後国の人が非常にお嫌いだということで...
柳田國男 「日本の伝説」
...ばくちが嫌いだが...
吉川英治 「野槌の百」
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