...嫂が間(ま)がな隙(すき)がな種々(いろいろ)なことを言うので...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...鄒七嫂が阿Qの処から買った一枚のお納戸絹(なんどぎぬ)の袴は古いには違いないが...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...勝見がしきりに大当りをやっていましたが兄と嫂との方は一向にふるわず...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...嫂(あによめ)は...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...嫂(あによめ)と...
谷崎潤一郎 「細雪」
...嫂(あによめ)に縫いつけて貰った御礼に...
夏目漱石 「行人」
...自分の向うに坐っていた嫂の姿を...
夏目漱石 「行人」
...自分も嫂も眉(まゆ)を顰(ひそ)めて燃える焔(ほのお)の先を見つめていた...
夏目漱石 「行人」
...もう食事を済ましていた嫂は...
夏目漱石 「行人」
...またその嫂と自分との間に横(よこた)わる...
夏目漱石 「行人」
...ところへその嫂が兄の平生着(ふだんぎ)を持って...
夏目漱石 「行人」
...此手紙の主(ぬし)は嫂(あによめ)だとすぐ悟(さと)つた...
夏目漱石 「それから」
...今までは父や嫂を相手に...
夏目漱石 「それから」
...するとその時お秀の口から最後の砲撃のように出た「兄さんは嫂さんよりほかにもまだ大事にしている人があるのだ」という句が...
夏目漱石 「明暗」
...出(だ)しに行(い)つた所(ところ)なの」小六(ころく)はこれ以上(いじやう)辯解(べんかい)の樣(やう)な慰藉(ゐしや)の樣(やう)な嫂(あによめ)の言葉(ことば)に耳(みゝ)を借(か)したくなかつた...
夏目漱石 「門」
...嫂は赤ん坊を背負い...
原民喜 「壊滅の序曲」
...こぼれる」「嫂(ねえ)さんどうかしてますね...
吉川英治 「新・水滸伝」
...嫂(あによめ)の君とを見たのであった...
吉川英治 「日本名婦伝」
便利!手書き漢字入力検索