...いまに可愛い嫁菜が咲きます...
泉鏡花 「薄紅梅」
...師走の山路に、嫁菜が盛りで、しかも大輪(おおりん)が咲いていた...
泉鏡花 「歌行燈」
...七草に更に嫁菜(よめな)を加へけり一月七日 川崎利吉息安雄結婚披露...
高浜虚子 「五百五十句」
...野菊(嫁菜ではない)がそここゝに咲いてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...嫁菜(よめな)の花...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...薄紫の嫁菜(よめな)の花や...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...嫁菜(よめな)少々...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ひたし物の嫁菜は苦(にが)かった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...草刈(くさかり)の鎌(かま)を遁(のが)れて確乎(しつか)と其(その)株(かぶ)の根(ね)に縋(すが)つた嫁菜(よめな)の花(はな)が刺立(とげだ)つた枝(えだ)に倚(よ)り掛(かゝ)りながらしつとりと朝(あさ)の濕(うるほ)ひを帶(おび)て居(ゐ)る...
長塚節 「土」
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長塚節 「長塚節歌集 上」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
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三好達治 「短歌集 日まはり」
...嫁菜の香りと味がなかなか結構です...
村井弦斎 「食道楽」
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室生犀星 「抒情小曲集」
...夕飯には「嫁菜」を飯に焚(た)き込んで喰べた...
山本周五郎 「青べか日記」
...彼の頭は嫁菜(よめな)の汁で染められた藍色(あいいろ)の苧(からむし)の布(きれ)を巻きつけ...
横光利一 「日輪」
...――芹(せり)・嫁菜(よめな)・野(の)みつばなどを」「えっ...
吉川英治 「日本名婦伝」
...まだ若い嫁菜(よめな)だの...
吉川英治 「宮本武蔵」
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