...ステゴミイアが黄色熱を媒介するといふことを見出(みいだ)したとき...
鈴木三重吉 「パナマ運河を開いた話」
...両者を媒介する処のより具象的な内容からの発生を告げているものに外ならない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...今や――文献概念が之を媒介することによって――この体系(成果)の概念との交通路を見出した...
戸坂潤 「科学方法論」
...自然科学の(一般に科学の)論理性と社会性とを噛み合わせ又媒介する...
戸坂潤 「科学論」
...並列的な構造に於ては、クリティシズムは個々の作品を他の作品へ、他の芸術ジャンルの作品へ、媒介する...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...媒介する側のクリティシズムは...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...又論理を媒介態に致すべく媒介するものでなければならぬ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...個と個とを媒介する媒介が別になくてはならぬわけだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之から媒介することは即ちすでに媒介して了ったことだというように...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...論理は常に論理だけを媒介する...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...ハイデッガー(M. Heidegger)等は丁度この二人の立場を媒介する位置を占めるとも云われるであろう...
戸坂潤 「辞典」
...かくて判断はその還元性に於て実在と通路とを媒介する*...
戸坂潤 「性格としての空間」
...労働手段体制と労働力技能とを実地に媒介する社会的な技術等価物は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...表象や概念は時間的生においては共同を媒介する任務に就くであらうが...
波多野精一 「時と永遠」
...それは何んという国産の蛾が媒介する結果なのか...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...しかるに我々は現在の認識を媒介するものとして過去と未來とを考へ得るであらう...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...かやうにしてカントは構想力は感性と悟性とを媒介するものと考へた...
三木清 「論理と直觀」
...それを媒介する人がなく...
和辻哲郎 「鎖国」
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