...かえってこれを激成媒介するところのわが特別天然の境遇のために支配せられ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...このようにしてイデオロギーの云わば本質的な契機と歴史的な形態とを媒介することが...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...社会意識の問題を文化の問題へ媒介することが出来た...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それは社会心理学を文化社会学乃至知識社会学へ媒介することである(第四章及び第五章)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...もし物質がかかる接触を待たずに作用するならば之を遠隔作用と呼ぶ(二物質の外に遠隔作用を媒介する他物質がない時即ち虚空間だけであるならば...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...今や――文献概念が之を媒介することによって――この体系(成果)の概念との交通路を見出した...
戸坂潤 「科学方法論」
...否定の大用は媒介することではなくてはならない...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...相互に媒介するものが...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...文化を世界的に運搬媒介するという問題だ...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...事物を同一平面に並べて媒介することを特色とする...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...我と汝という個人をば媒介する或るものを持って来なければならぬ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...理論を道徳に媒介し道徳を理論に媒介することが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...歴史的に且つ又理論的に媒介することが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...認識の歴史的発展とそれから結果するこの論理的結論とを媒介するものが認識論というものであった...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...あらゆる人倫關係を離れ從つてそれを媒介する觀念的存在者を全く離れて成立ち得るものの如く考へるは...
波多野精一 「時と永遠」
...かやうにしてカントは構想力は感性と悟性とを媒介するものと考へた...
三木清 「論理と直觀」
...しかもその信長に対してヨーロッパの知識を媒介する地位にあったヤソ会士たちは...
和辻哲郎 「鎖国」
...しかしこの敬愛の共同はやがて友愛的な結合を媒介することになる...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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