...蚊(アノフェレスと一筋まだら蚊)はマラリアとデングを媒介する...
石川欣一 「比島投降記」
...社会意識の問題を文化の問題へ媒介することが出来た...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それは社会心理学を文化社会学乃至知識社会学へ媒介することである(第四章及び第五章)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...今や――文献概念が之を媒介することによって――この体系(成果)の概念との交通路を見出した...
戸坂潤 「科学方法論」
...そしてそうすることによって自分自身の否定物をも却って自分の内に一モメントとして媒介するような...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...無媒介者をも無媒介者として絶対的に媒介するということだけが強調されて...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...論理は常に論理だけを媒介する...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...歴史的に且つ又理論的に媒介することが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...文化をその現実的母胎である社会の生産機構と媒介する技術的精神だろうからである...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...あらゆる人倫關係を離れ從つてそれを媒介する觀念的存在者を全く離れて成立ち得るものの如く考へるは...
波多野精一 「時と永遠」
...絶對的他者と人間的主體との間を媒介する第三者を説くものがあるとすれば...
波多野精一 「時と永遠」
...人倫的共同を制約乃至媒介する秩序や法則についてはすでに明かに斷言しうる事であるが...
波多野精一 「時と永遠」
...主観を客観に媒介するということでなければならぬ...
三木清 「哲学入門」
...アントロポロギーは基礎經驗とイデオロギーとを媒介するのであるが...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...「自己を媒介する眞理はなほそれの反對に纏はれた眞理である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...かやうにしてカントは構想力は感性と悟性とを媒介するものと考へた...
三木清 「論理と直觀」
...それを媒介する人がなく...
和辻哲郎 「鎖国」
...しかしこの敬愛の共同はやがて友愛的な結合を媒介することになる...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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