...「剪燈新話(せんとうしんわ)」を飜案した浅井了意(れうい)の「御伽婢子(おとぎばふこ)」は寛文(くわんぶん)六年の上梓(じやうし)である...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...その下に一つの盟器婢子(わらにんぎょう)を立てて...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...浅井了意(あさいりょうい)のお伽婢子(とぎぼうこ)の中へ飜案(ほんあん)せられて日本の物語となり...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...伽婢子では牡丹燈籠と云う題になって...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...側(そば)に古き伽婢子(とぎぼうこ)があって浅茅(あさぢ)と云う名を書き...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...「伽婢子(おとぎぼうこ)」という書物によると...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...「伽婢子(おとぎぼうこ)」巻の十二に「大石(おおいし)相戦(あいたたこう)」と題して...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...其始メヤ松籟ノ遠巒ヨリ来ルガ如ク然※然、忽チニシテ行雲ヲ翻ヘシ忽チニシテ急雲ヲ飛バシ、颯々トシテ簾幃ヲ捲キ磊々トシテ屋瓦ニ震ヒ、而シテ細カニ其ノ声ヲ品スレバ紳士応対ノ声、武夫慷慨ノ声、女児呻吟ノ声、婢子諧謔ノ声、笑声哭声忿声驚声、叱ノ声論難奮諍ノ声、剣ヲ按ズル声仏ヲ念ズル声、各種ノ声瞭然析ツ可シ...
成島柳北 「他山の石」
...それに材を得た浅井了意の『伽婢子(おとぎぼうこ)』や山東京伝の『浮牡丹全伝』をたよりに...
正岡容 「小説 圓朝」
...萩原新三郎の名のほうは『牡丹燈記』の邦訳たる浅井了意が『伽婢子』の中の萩原新之丞が転身たること明らかである...
正岡容 「我が圓朝研究」
...よしや「牡丹燈記」の『お伽婢子』の『浮牡丹全伝』の換骨奪胎であるとしても...
正岡容 「我が圓朝研究」
...見にくく大きなる婢子様(ほうこさま)一つを赤き毛氈(もうせん)の上に飾りて三日を祝ふ時...
正岡子規 「わが幼時の美感」
...役者が女装して密通したりなど往々聞くが(『拾遺御伽婢子(おとぎぼうこ)』三の三...
南方熊楠 「十二支考」
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