...それは眉も目も頬も婉然たる李であった...
田中貢太郎 「蓮香」
...桑はその女をつくづく見るに婉然たる李であったから覚えず涙を流した...
田中貢太郎 「蓮香」
...そこでぼくは彼女達(かのじょたち)に婉然(えんぜん)と頼まれると...
田中英光 「オリンポスの果実」
...婉然と眼をほおえませて立っていた...
久生十蘭 「金狼」
...婉然(えんぜん)として円みのある胴体ばかりでない...
室生犀星 「幻影の都市」
...婉然(えんぜん)と笑みをふくんだ糸切り歯が柘榴(ざくろ)の胚子(たね)みたいに美しい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...婉然(えんぜん)と...
吉川英治 「新・水滸伝」
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