...威風堂々とそれにまたがり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...希望者は、すぐ申出ろ」と、威風堂々と、あたりを見まわしたが、そのいきおいのはげしいことといったら、見かけによらぬノルマン船長の怪力を知らない者は、窒息(ちっそく)しそうになったくらいである...
海野十三 「火薬船」
...恰(あたか)も列座の諸侯を見るような感じで威風堂々と並んでいた...
高浜虚子 「別府温泉」
...二人で威風堂々と玲ちゃんの枕もとへやってきて...
高見順 「如何なる星の下に」
...……」威風堂々と体を揺すりながら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...げにも威風堂々として出御せさせらる...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...いわば威風堂々といった体なのである...
久生十蘭 「魔都」
...威風堂々と根拠地碧海島さして帰る時...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...真に威風堂々とは見られないであろうし...
藤島武二 「画室の言葉」
...威風堂々と意欲に満ちて国民に善政を行っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...威風堂々と書斎へ入室した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...処が晴れの日には俺は先頭に立つて威風堂々とラツパを吹いた...
牧野信一 「蝉」
...夕暮時に沖から帰つて来る多くの漁船は日毎に豊漁の満艦飾をおしたてゝ威風堂々と凱旋した...
牧野信一 「村のストア派」
...威風堂々と歩くことはできない――腰を屈(かが)めながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...この国の人々の顔を見ていると、威風堂々として、あたりを払う風貌が多い...
横光利一 「欧洲紀行」
...こんなにも威風堂々と見えるものかと...
吉川英治 「三国志」
...華雄は再拝して退き、李粛(りしゅく)、胡軫(こしん)、趙岑(ちょうしん)の三名を副将として選抜し、威風堂々と、その日に、水関へと進発して行った...
吉川英治 「三国志」
...将門の部下は、威風堂々と、豊田に帰った...
吉川英治 「平の将門」
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