...馬上ゆたかにと云うのかどうかしらないが威風堂々とゆられつつ...
青柳喜兵衛 「夢の如く出現した彼」
...恰(あたか)も列座の諸侯を見るような感じで威風堂々と並んでいた...
高浜虚子 「別府温泉」
...二人で威風堂々と玲ちゃんの枕もとへやってきて...
高見順 「如何なる星の下に」
...その頃東京では欧米の公使が威風堂々と堀端を乗り歩く馬車と同じようなので...
永井荷風 「十九の秋」
...威風堂々としているかを見よ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...げにも威風堂々として出御せさせらる...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...威風堂々と乗り込み来たったのは...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...いわば威風堂々といった体なのである...
久生十蘭 「魔都」
...威風堂々と根拠地碧海島さして帰る時...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...真に威風堂々とは見られないであろうし...
藤島武二 「画室の言葉」
...威風堂々と意欲に満ちて国民に善政を行っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...威風堂々と書斎へ入室した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...処が晴れの日には俺は先頭に立つて威風堂々とラツパを吹いた...
牧野信一 「蝉」
...夕暮時に沖から帰つて来る多くの漁船は日毎に豊漁の満艦飾をおしたてゝ威風堂々と凱旋した...
牧野信一 「村のストア派」
...こんなにも威風堂々と見えるものかと...
吉川英治 「三国志」
...華雄は再拝して退き、李粛(りしゅく)、胡軫(こしん)、趙岑(ちょうしん)の三名を副将として選抜し、威風堂々と、その日に、水関へと進発して行った...
吉川英治 「三国志」
...まずもって、威風堂々と、山野の魔気を払うて行くがいいとおもう」「どうも、せっかくですが」「いやだと申すのか」「なにとぞ、ほかの者に、お命じ給わりとう存じます...
吉川英治 「新・水滸伝」
...将門の部下は、威風堂々と、豊田に帰った...
吉川英治 「平の将門」
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