...彼女は威権を振るって部下たちを圧倒した...
...政治家は威権を背景にして自分の意見を通そうとする...
...彼の威権が低下するにつれ、彼の指示は従われなくなった...
...上司の威権が強すぎて、社員たちは自分の意見を言えなくなった...
...威権を乱用したリーダーに対して、部下たちは反感を持っていた...
...律法と威権の維持者と不幸なる犯罪者と...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...随(したが)ってこれを統率する川島の威権は我が警視総監以上であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...相手は殿様を除いては土地随一の威権赫々(かっかく)たる御家老では力のない僧侶の身には手も足も出るものではありません...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...彼の威権はただ命令あるのみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...此の威権はただ契約あるのみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ゆえに政治上の最大威権者もただ正義にあらんことを願うなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...なにゆえに政府をばなさざるところなきあたわざるところなき無尽蔵の威権者と信じ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...以て徳川氏の威権を維持せんとしたるが如きは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...間部〕威権を振う間は少し御見合わせ成(な)されるべく候...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...わが威権全くおちたるように...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...実に官府の秩序と威権とを保維するを以て行政の要と為したるに由れり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...はじめて多少の威権を示しての言葉でしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...あからさまに泉州の威権を説き...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...田沼意次(おきつぐ)父子君寵を恃(たの)んで威権赫灼(かくしやく)たる時となす...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...が中央の威権は、いたく傷つけられたわけである...
吉川英治 「三国志」
...異国人の眼にすら光秀の無理な力で持った「天下人(てんかびと)」の威権はそう観察されていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...自己の威権にかかわるような気のしていたものである...
吉川英治 「親鸞」
...ほとんど衆みなその方の威権(いけん)に慴伏(しょうふく)し...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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