...天上皇帝の御威徳を讃(たた)え奉るに若(し)くはない...
芥川龍之介 「邪宗門」
...人をしておのずから上帝の威徳を怪しみ...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...○寒行(かんぎやう)の威徳(ゐとく)近来(ちかごろ)の事なりき...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...牧士ナドニ反抗サレルヤウデハ奉行ノ威徳ガナイノデス...
太宰治 「右大臣実朝」
...唯之を研究しないといふと近頃のやうに唯神樣を拜めといふことを無暗に言つても實際此の土地が皇太神宮の威徳に服するまでの由來が分らないと思ふ...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...大威徳天の前にゆらめいている浄火からうつして来た火を差出したのをとって...
直木三十五 「南国太平記」
...その威徳を仰ぎつつ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...槍より先は刀剣で剣の巻など名刀の威徳を述べて...
南方熊楠 「十二支考」
...威徳宇宙に溥(あまね)く...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...どうぞお父(と)う様の御威徳で...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...将軍家の御威徳を呪い...
吉川英治 「大岡越前」
...親の宗円(そうえん)の威徳をもいよいよ高からしめたこと寔(まこと)に一通りでないものがある...
吉川英治 「黒田如水」
...「ご威徳はよく下まで行き渡ったようです...
吉川英治 「三国志」
...連日にわたって戦勝祈願の大威徳法の修法をこらし...
吉川英治 「私本太平記」
...威徳院の行祐がつけ...
吉川英治 「新書太閤記」
...……偏(ひと)えに御威徳と申すものでしょう」「なんの...
吉川英治 「新書太閤記」
...「お名はすでに雷鳴のごとく知り、威徳、お人柄はかねがね深くお慕い申していたところです...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「頼義公の威徳は...
吉川英治 「源頼朝」
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